《講演録》次の100年を考える「YANMAR」から学ぶ新たなエネルギー活用

YANMAR FLYING-Yビル

本社は次世代のコンセプトモデル「YANMAR FLYING-Yビル」

ヤンマーの本社は大阪市北区茶屋町にあります。創業100周年を節目にビルを建て替え、2014年秋に「YANMAR FLYING-Yビル」という新しい名称になりました。

外観は事業フィールドの大地、海、都市をテーマに、風を受ける帆をイメージしてデザインされています。将来的には旧本社ビルとの対比でCO2の排出量ゼロをめざしており、ヤンマーグループの次の100年の方向性を示すコンセプトモデルになっています。

このビルには今後伸びて行くだろうと思われる技術や設備をふんだんに取り入れているのが特徴です。たとえば照明はすべてLED。空調はガスヒートポンプエアコン。400Kwのガスコージェネでは副産物として発生する熱を外気処理に使うことで省エネを追求しています。再生エネルギーの有効活用としてバイオディーゼルを用いたり、ビルの屋上や壁面には太陽光パネル、壁面緑化を取り入れています。

最近、エネルギー管理がキーワードになっていますが、ここではビルの中で使っているエネルギーを常時計測しデータを蓄積することでよりよい運用をめざしています。一方、見える化にも取り組んでおり、たとえば電力自給率の表示は本社フロア内の自家発電、太陽光発電でどれだけ電力をまかなえているかを示す指標です。

また、CO2削減率の表示では本社として使っている6階から12階までのCO2発生量を、省エネ化していなかった旧本社と比較してどれだけ削減できているか数字で見ることができます。2015年は約55%、2017年は約56%まで削減できました。理想はCO2発生を対比ゼロにすることです。道半ばという状況ですが、少しでもゼロに近づけていきたいと思っています。

営業統括部 空調システム営業部 足岡 猛氏

(取材・文/荒木さと子)

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2018年03月23日
ヤンマーエネルギーシステム株式会社
営業統括部 空調システム営業部  
足岡 猛氏

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