産創館トピックス/講演録

【今こそ、Webを有効活用して売り上げアップをめざす3つのポイント】第4回目:SNSに関する疑問にお答えいたします

2020.07.16

SNSの自社サイトへの埋め込み、SEOの効果は?

次は、「TOPページにFacebookを埋めこんでおり更新も頻繁に行っておりますが、SEOの観点からするとブログの更新とSNSの更新は全くの別物なのでしょうか。」というご質問です。
自社サイトのトップページにFacebookやTwitterを埋め込んでいるサイトが多く存在します。

↑サイトに埋め込まれたSNS

これらはSEO上効果があるのでしょうか?
答えは
「キーワードとして認識はされるが、ユーザビリティの観点からSEOの効果はさほど大きくない」となります。

・キーワードとしての認識:実際にFacebookに書かれた文章が検索結果に表示されることがあります。よって、更新した文章内のキーワードからの流入が獲得できる可能性は0ではありません。
・ユーザビリティの観点:一方で、ユーザビリティの観点からすると、埋め込まれたSNSにユーザーが求めるコンテンツがあったとしても見つけにくいという大きな課題があります。また、ブログの記事であれば該当するページは存在し続けるのでユーザーはそのコンテンツに直接たどり着くことができますが、埋め込まれたSNSはスクロールしないと過去のコンテンツにたどり着くことができません。

上記の点から、SEO対策を効果的に行いたい場合は、きちんとblogのようなコンテンツを1ページ1ページ作成し、蓄積していくことの方が効果は大きいと言えます。
ただし、作成した記事をSNSに投稿することで、既存のフォロワーに閲覧・拡散されるといった効果はありますので、蓄積されるブログのようなコンテンツと、流動的ながらもリアルタイムに情報発信可能なSNSをうまく並行して使っていきましょう。

SNSの投稿については、実際にどの程度自社サイトへ流入があったのかの効果測定がGoogleアナリティクスで可能です。Googleアナリティクスの使い方については、こちらで紹介しています。SNSの更新をしつつ効果測定も行うことで、自社のサービスに適した活用方法を見つけることができますので、ぜひ効果測定ツールも活用してみてください。

(文/伊藤きよね)

★第1~3回目のコラムは、以下のリンクからお読みください。
第1回目:Webマーケティングの基礎の基礎を知る
第2回目:Webにおける競合企業の調査方法
第3回目:Webマーケティングにおけるアクセス解析

 

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株式会社アリウープ マーケティングディレクター 伊藤きよね氏
1991年生まれ、茨城県出身。
大手家電メーカーサイト、大型商業施設やホテル・観光サイト、BtoB製品サイト、コーポレートサイトなど幅広い案件を担当。特に、アクセス解析やヒューリスティック評価による、課題抽出や改善提案を得意とする。