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【ロングインタビュー】急成長のシェアリングエコノミー市場で勝負 2年でコインパーキング業界3位に

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サービス提供者、利用者がメリットを感じ、渋滞や交通事故などの社会課題の解決につながる空き駐車場マッチングサービス。求められるサービスで一気に勝負をかけ、立ち上げからわずか2年で拠点は全国4400に広がった。めざすは世界企業だ。

―サービスが生まれた背景を教えてください。

月ぎめ駐車場や個人宅駐車場で使われずに空いた状態になっている駐車場をスマートフォンで予約、利用できるサービスです。本部のある大阪には開発部隊も含め約50人の社員が、東京、名古屋には営業担当がそれぞれ約10人います。

当社はもともと求人広告サービス事業を手がけていたのですが、「世の中になくてはならないサービスを提供しよう」とかねがね社員に呼びかけていました。そこで社員に「ふだん生活をしていて感じている困りごと」をあげてもらったところ、200ほどが挙がりました。

その中に「現地に駐車場があるだろうと思って行ってみたらすべて満車状態だった」という声がありました。それなら、空いている月ぎめ駐車場や個人宅の駐車場を使わせてもらえばいいのではないか、と事業のアイデアが生まれました。

―勝算はありましたか?

はじめに徹底的にマーケットの状況を調べました。
まず供給側です。統計を調べてみると実際に月ぎめ駐車場、個人宅駐車場は全国に1億台分以上ありました。そして、実際に足で歩いて確認してみたところ、そのうち約3割が空いた状態になっていることがわかりました。つまり3000万台分の駐車場が使われずに空いたままになっているということです。その空いた駐車場を貸すことで収益に変えようということなので、空き駐車場を持っている側にとってメリットのある話です。

次に需要側の状況を知るため、路上駐車の数を調べました。すると、警察の資料から、東京で毎秒6万3千台、大阪では3万1千台が路上駐車しているという実態がわかりました。日本の車の保有台数は今なお増えていて7600万台ほどです。これに対し、コインパーキングは500万台分ほどしかありません。
路上駐車をしている人の37%は「駐車場が見つからないから、やむなくしている」と答えていることが、コインパーキング会社のデータに載っていました。

そこで駐車場を探している人と、空き駐車場を持っている人をつなぐビジネスは十分に成り立つと判断できました。しかも、駐車場を探している車が多いために渋滞を招き、事故の発生にもつながっています。すなわち、このマッチングサービスの利用が増えれば増えるほど、社会問題の解決にもつながるのです。

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2016年03月09日
akippa株式会社 代表取締役社長
金谷 元気 氏
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