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《番外編》大阪生まれの全国ブランド 昔々の誕生秘話

2016.03.09

秀吉の時代にさかのぼると、大坂は全国経済の中心、まさに「天下の台所」。

そして、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で人気沸騰中の五代友厚は「近代大阪経済の父」と呼ばれ、明治維新期の大阪の経済再生と近代化に力を尽くした。その後、「商都」大阪は、進取の気性に富んだ数多くの企業家を輩出。

彼らが生み出した大阪発のユニークな商品やビジネスは、今では誰もが知るものばかり。これを読めば大阪人のアナタは思わずドヤ顔になる?!

≪ ハウス食品株式会社 ≫
日本の家庭料理「カレーライス」文化をつくる

1913年、大阪・松屋町筋で薬種化学原料店「浦上商店」を創業。洋食が普及し始める中、カレー粉に含まれる香辛料の多くが漢方生薬原料と共通することに注目し、日本人の味覚にあったカレーづくりに取り組む。

1928年には、食品業界で初めて街頭での女性宣伝員による実演販売・試食を開始。手軽に調理できる食べ物「カレー」を家庭に普及させた。

「カレーは大人の食べる辛い料理」という当時の固定概念を破り、子どもも一緒に食べられるリンゴとハチミツ入りの「バーモントカレー」を1963年に発売。その後も「ククレカレー」「とんがりコーン」などのヒット商品を生み出している。

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