ものづくり

「ゲンバ男子」の声を取り入れたアンダーウェア開発ストーリー

2019.04.26

「大阪産業創造館」が民間企業とタイアップして実施中の「日本のものづくりを担う若手採用応援プロジェクト」において、ファッションアパレルメーカーの三和株式会社(中央区)が町工場で働く社員「ゲンバ男子」の意見を取り入れたアンダーウェアを開発。4月26日より全国の衣料品店、スーパーマーケットで発売されることになりました。

機能性の高い繊維を用いた紳士婦人肌着、ランジェリー、婦人服、子ども服などの企画・販売を手掛ける三和株式会社。町工場で働く社員に向けたアンダーウェアの開発にあたり、今回このプロジェクトに参画しました。

「ゲンバ男子」40人に、普段着用しているインナーなどについてヒアリングを実施したところ、きゅうくつさを感じたり通気性などの悩みを抱えていることがわかりました。

実際にモニター調査にご協力いただいた「ゲンバ男子」のみなさま。


そこで、三和株式会社が開発した数種類の素材のアンダーウェアを実際に1週間程度着用してもらい、フィット感や生地、襟の形や着丈などについてアンケートを実施。

そのアンケート結果に基づき、汗・通気性・作業性を重視した商品開発をスタートしました。

ヒアリングでも悩みが多かった「襟元の汚れ」については、襟元の後方を高めにした仕様により、首まわりの汗と皮脂をカバーし襟汚れを防止。
また、腕や肩の締め付けによる「きゅうくつさ」についても、全方位に伸縮する編み方により、身体の動きにフィット。ズレや不快感を改善し、なめらかな動作が可能になりました。
さらに、綿のような風合いの素材は「汗を素早く吸収・発散」できるよう工夫。
フィット性、吸汗性、機能性などの改善を行い「快適に仕事ができる」特別なワーク仕様のアンダーウェアができあがりました。

ヒアリングの様子。

「ゲンバ男子」の意見を取り入れたアンダーウェアは、全国の衣料品店、スーパーマーケットで4月26日から発売開始です。

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発売元:三和株式会社(大阪市中央区南船場2-3-13)
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●「ゲンバ男子」の取り組みについては、コチラでご紹介しています。