ものづくり

製造業社長に知ってほしい!「ゲンバ男子」という取り組み

2017.10.26

こんにちは、Bplatz編集部の小山です。

当媒体が実施している「ゲンバ男子」
立ち上げから早4年……今になってやたらと問い合わせが来る。。。(感謝)

「ゲンバ男子についてくわしく教えてほしい」
「タイアップするにはどうすればいい?」
「うちでもゲンバ男子みたいなことをしたいんだけど、どうすればいい?」
「ゲンバ男子のコンセプトだけ使わせてもらえないか」
などなど

本当にありがたいことに、様々なお問い合わせをいただきます。

なぜ今になって問い合わせがたくさんくるのか理由はわかりませんが、
さすがにこれは(唯一、編集部でも立ち上げ当初から関わった僕が)
どこかのタイミングでゲンバ男子についてまとめてた方がいいな。
と感じたのでこの場を借りて記事にしたいと思います。

さて、まずは「ゲンバ男子」とはなんぞや。ということなんですが、

一言でいえば

「町工場でイキイキと働く若者の力を借りて業界全体でイメージアップを図るプロジェクト」です。
実際に町工場で働く35歳以下の若手社員を、プロのカメラマンを使って撮影し特設サイトで紹介しています。

ものづくりに興味のなかった若い人たちに「こんな仕事があるのか」「こんな技術があるのか」「俺(私)も職人になれたりするのかな」といったことを感じてもらい、
日本の製造業で技術を極める人たちがリスペクトされる文化を定着させるプロジェクトです。

なぜ、そんなことを始めたのか……。

私たちBplatz編集部は大阪市内の中小企業を毎日取材してまわってます。
そうすると大阪はものづくりの町ですから、必然的に製造業の社長さんとお話する機会が多くなります。

(ちなみにものづくりといえば東大阪市を思い浮かべると思いますが、東大阪よりも大阪市の方が製造業が多いことを話すとみなさん驚かれます。)

そんな中、「今、本当に採用が苦しい。僕らみたいな小さな町工場に若い人はなかなか来てくれない」といった採用に苦しむ町工場の社長さんの声をたびたび聞くようになり、地元の情報誌として何かできないかと、当時の女性編集長と議論を重ねるようになりました。

今まで国や市といった行政が多額のお金をはたいて「○○オンリーワン技術」や「日本が誇るものづくり△△」といった打ち出しでたくさんの販促物が発行されていましたが、そういった少しお堅い打ち出しでは肝心の若い人たちに情報は届いていない。

ならば変化球で勝負しよう。と思いついたフレーズが

「町工場で働くオトコマエを探せ」です。

取材にいくたんびに男前に会える!
といった編集長の職権乱用とも思える、よこしまな気持ちがあったかどうかは今になっては分かりませんが(笑)

たしかに町工場で汗をかく若い職人たちをプロのカメラマンを使ってかっこよく打ち出せばおもしろいことになりそう。そんな直感が働いたことは今でも覚えてます。

そんなこんなで当初はヘルメット男子やら職人男子やら工場男子やら、いろんなアイデアが出ましたがカタカナで「ゲンバ」がセンスいい!となり

2013年10月、誰に許可をとるわけでもなく町工場で働く若い職人を「ゲンバ男子」と名付け、ひっそりとこのBplatzの一コンテンツとして始めたのことがきっかけでした。

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