《講演録》マザーハウスのトップが語る「小さな思いから新しい道を創造する情熱と思考」~第二部

《講演録》2019年11月6日(水)開催
【トークライブ!】マザーハウスのトップが語る「小さな思いから新しい道を創造する情熱と思考」

話し手:山口 絵理子氏(株式会社マザーハウス 代表取締役兼チーフデザイナー)
聞き手:山崎 大祐氏(株式会社マザーハウス 取締役副社長)

山崎大祐氏には、これまでもおススメの経営者を招き、聞き手として「ここが聴きたい!」と思うところを鋭く面白く深堀するトークライブに協力いただいてきた。今回は、その山崎氏が代表取締役副社長をつとめるマザーハウスを紹介。代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子氏を招いて、同社の13年間の歩みを語り合ってもらった。

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《講演録》【トークライブ!】マザーハウスのトップが語る「小さな思いから新しい道を創造する情熱と思考」~第一部

 
山崎:2006年に起業して13年経ちますね。経営者としてどのように感じていますか?

山口:自分が経営者として適任かどうかは今でも悩みます。時間がたてば自信が持てるかといえば全然そうではなくて。

でも最終的に振り返るのは、私が言い出しっぺだという事実です。創業者は絶対にそこから逃げられない。危機を乗り越えよう、新しい一歩は自分がつくろうという思いがおのずと湧き上がってくる。

理念には主観と責任とオーナーシップが全てつまっているんですよね。自分が24歳の時にスケッチブックにその理念を書いたという事実は消えません。

 
山崎:起業から13年。「途上国から世界へ」というマザーハウスの理念は全く変わっていませんよね。

山口:私はいつも、なぜマザーハウスが存在しなければならないのか考えるんですね。

大学生の頃から何のために生きるのか、何のために働くのかに興味があって、その動機が腑に落ちなければ動けなくなる癖があるんです。

その動機に100%応えられる商品をつくっているかをトップが答えられないと道はない。動機が100%腑に落ちている組織は強いですよね。

山崎:社会起業家としてメディアに取り上げられることも多いですよね。

山口:私が起業した2006年は社会起業家ブームでした。同じくらいの年の人たちがいきなり良い場所にオフィスを構えていたんですが、私はそうではなかった。お金を使うべきところはサービスであり、人であると思っていたので。

経験や時間をお金で買う人がいる一方で、私はそれを自分たちで学びを持つことに投資してきました。

遠回りだと言う人もいますが、私は自分たちの働き方や生き方にマッチしているほうを選びたい。チャレンジを楽しんでいる組織だと思います。

 

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2020年02月17日
株式会社マザーハウス
代表取締役兼チーフデザイナー 山口 絵理子氏
取締役副社長 山崎 大祐氏
事業内容/発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売

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