《講演録》夢は自動車メーカーの立ち上げ!電動バイクメーカーの挑戦

《講演録》2019年7月17日(水)開催
【ものづくりビジネスセミナー】
夢は自動車メーカーの立ち上げ!電動バイクメーカーの挑戦

glafit株式会社 代表取締役 鳴海 禎造氏

「あのホンダになりたいと思ってます」。ものづくり企業にとって、製品のコンセプトや開発フローは非常に重要である。今回、講師として迎えるのはglafitバイク「GFR-01」を世界に送り出した鳴海禎造氏。鳴海氏はコンセプトから製品を作り上げ、クラウドファンディングで1億円を超える資金調達に成功している。その開発から現在に至るまでの経験を語った。

 
■ 学生時代から自分で商材を見つけ利益を出すことに注力

私は18歳で自動車免許を取得すると、仲間たちとチームを作り週末になると山や峠を車で乗り回していました。そうするとガソリン代やタイヤ代だけでも毎月20万~30万ほどの維持費がかかってしまいます。

その穴埋めに利用したのがインターネットを使った商売でした。当時はインターネットが普及し始めた頃で、販売するものすべてが売れていく様を経験しました。

 
■ 初めは苦労の連続。会社存続さえ危なかった

大学の卒業を目前に控え周りが就職していく中、自分がどこかに勤めていることにイメージが沸かなかったことから、就職はせずに自動車販売を始めることにしました。

たまたま目にとまった空き地を借金して購入し、社員を2人雇いながらネット販売をしていました。始めは順調だったものの徐々に業績が悪化、3年後にはどれだけ売っても売上げが伸びなくなりました。

銀行からの融資も難しかったことから、近場の消費者金融に手を出してしまい、結果、借金で首が回らない状態に陥っていました。

 
そんなとき、取引先が代金を回収する前に倒産してしまうことがありました。店の近くにあった、「オートメッセ」や「モーターショー」などに出展するカスタムカーを製造している専門ショップで、そこにカスタムカーのベースとなる車を販売していました。

普段は取り立てされる側だったのですが、このときばかりは取り立てる側に回り、社長の自宅にまで押しかけました。しかし、すでに自己破産をしていたことから、ついにはそこで働く社員にまで問い詰めました。

結局、「お金がないので体で払います」と言われ、仕方なく2ヵ月間私の会社で働くことで納得しました。実はその時雇った元エンジニアの2人が、今回glafitバイク「GFR-01」を作り上げた張本人であり、ここから10数年間、私の右腕、左腕となって活躍してくれています。

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2019年09月13日
glafit株式会社
代表取締役  
鳴海 禎造氏
事業内容/電動バイクの製造・販売

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