《講演録》22歳の青二才が、売上高50億円企業を作るまで

《講演録》2019年7月27日(土)開催
【スペシャル講演】22歳の青二才が、売上高50億円企業を作るまで

株式会社フリープラス 代表取締役社長 須田 健太郎氏

6月のG20を皮切りに、2024年の開業をめざすIR誘致、2025年の大阪・関西万博の開催と、大阪経済がにぎわいを見せている。ここ数年はベンチャーを支援する環境も整備され、大阪で起業することの魅力が高まっている。22歳で起業し、訪日旅行(インバウンド)事業を飛躍的に拡大させてきた須田健太郎氏が、自身の経験を通じて起業のエッセンスについて語った。

 
■ 株式会社フリープラスの概要

フリープラスの創業は2007年。2010年に訪日旅行事業へ参入し、2011年度の売上高は1.2億円でしたが、2019年度の予想売上高は50億円です。

従業員は360名、正社員120名のうち45%が外国人、アルバイトまで含めると全体の70%が19ヵ国からの外国人です。

当社のメインである訪日旅行事業を簡単に説明すると、海外の旅行代理店に対して、個人・グループの日本旅行パッケージツアーを企画提案し、日本旅行に必要な宿泊施設、交通機関、飲食店、観光施設、ツアーガイドなどの予約手配を行っています。

取引のある海外旅行代理店は40ヵ国1,000社、年間で4,000件の訪日旅行を取り扱っています。

 
■ 外国人観光客と一緒にツアー参加したときの違和感から、独自にホテルをオープン

2017年4月には新今宮に外人観光客を対象としたインバウンド特化型ホテル「FP HOTELS」をオープンしました。その後新今宮にもう1棟、次に博多で開業し、来年は札幌でも開業予定です。

ホテル事業をやろうと思ったきっかけは、2014年頃、お客さまと一緒にツアーに参加したときに泊まったホテルに愕然としたことです。

これほどインバウンドが盛り上がる以前は、外国人旅行客が泊まるホテルは5つ星ホテルばかりでした。旅行客が増えるにつれ、3つ星ホテルを選択する方も増えてきましたが3つ星ホテルはいわゆるビジネスホテル、つまり、日本のサラリーマン用につくられているんです。

例えばビジネスホテルの多くは、ベッドはひとつしか置いてありませんが、お客さまの9割はベッド2つを希望しています。となると、日本のバブル期に作られたやや古臭いデザインのホテルしか選択肢がありません。自分自身がそういったホテルに泊まってみて、同じお金を払うならもっと素敵なものを提供できるのではないか?、と強く感じました。

 
ちょうどその頃に新今宮で好立地の物件と出会いました。難波や関西空港までのアクセスがよく、周辺にはディスカウントストアや100円ショップがあるという、観光客にうってつけの場所です。

ホテル事業の経験はないため反対する関係者もいましたが、私には自信がありました。当社のビジネスモデルなら、それまでは既存のホテルにアウトソースしていたのを自社施設に送客できますので、十分な収入が見込めたからです。

 

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2019年09月09日
株式会社フリープラス
代表取締役社長  
須田 健太郎氏
事業内容/訪日旅行事業、ホテルマネジメント事業、観光立国推進事業

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