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兄弟だからこそ共有できる理念 時には発破も

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兄弟で会社を継承すると、とかく喧嘩わかれのもとになると見る向きも多いが、同社の場合は違う。トップセールスで全国を駆け回る3代目・洋社長の留守をあずかるのが弟で経理・総務を担当する健氏。「僕がいない間、しっかり会社を守ってくれているので、安心して外に出ることができる」と社長は話す。

3年間のアパレル商社勤務を経て入社した社長に対し、健氏は大手ビール会社で13年ほど営業を担当してから入った。「大企業に残ったほうが福利厚生もいいし、戻ってくるなって説得したんですけどね」と社長は笑う。

営業からの転身だった健氏にとって慣れない経理・総務の仕事には当初こそ手を焼いたが、今では財務を担当する立場から「新規顧客を開拓して新たな売上げをたてていかないと」と厳しい進言も辞さない。「オーナー企業のトップは裸の王様になりかねない。そうならないように気づいたことは努めて正直に話すようにしている」と役割を自認している。

「ムカっとするときはあるが、冷静に考えれば当たっている。社長になってから3年。その間、決して楽な環境ではなかったにもかかわらず、財務担当として利益をしっかり捻出し、社員に毎夏冬のボーナスの原資を確保してくれている」と社長も感謝の言葉を投げかける。

代々、得意先とはファミリーのような温かい付き合いを大切にしながら、人間関係で商売を広げてきた。今後の事業については「会社を大きくすることより、まずは社員とその家族、そして取引先を守ることを大切にしながら」と2人の思いは一致している。

年齢差は2歳。「会社経営の家に生まれた宿命とはいえ、プライベートも仕事の延長線上になってしまう。普通の兄弟みたいにふるまえないのが寂しいんですけどね」と漏らした。

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(取材・文/山口裕史 写真/福永浩二)

2015年11月09日
株式会社セブンツーセブン
代表取締役社長 宮副 洋氏(写真左)/ 取締役 管理部部長 宮副 健氏(写真右)

事業内容:全国の美容室を販売チャネルとした化粧品の研究・開発・製造・販売・教育。

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