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【ロングインタビュー】5万円を元手に、1人から2年半でママ32名のパワーに!

仙田さん002
失ってもあきらめのつく5万円の元手で始めた抱っこひも収納カバーの製造・販売事業が2年半で月商500万に育った。ものづくりを支えるのは32人の主婦パートたち。「ママのために」との思いが事業を支えている。

―「ルカコ」ブランドの抱っこひも収納カバーとはどのような商品ですか?

抱っこする赤ちゃんを支え、守るための抱っこひもがありますが、赤ちゃんをおろしたときには、お腹の下にだらんと下がった状態になってしまいます。そうなると何かに引っかかったりして危ないし、かっこも悪い。便利だけどかさばる。だらんとなった抱っこひもをまとめて収納するカバーが欲しいなと思って自分の子ども用に自作したのが始まりです。

それをブログに載せて、併せてつくり方もアップしたらものすごいダウンロード数になって、問い合わせも相次ぎました。こんなに反響があるなら知らないママにもっと使ってほしい!と思いました。周りのママに使ってもらって、ここが使いにくい、こうしたらもっと欲しくなる、という情報を集めて改良し、商品化しました。

たとえば当初はマジックテープで止めていたのですが、それだと繊維の毛がたくさんついて汚れるのでスナップにしました。当時4歳だった長女の名前が「るか」、2歳だった長男の名前が「こう」だったので、2人の名前を取って「LUCA×COH」のブランドで売り出しました。

―いきなり起業。こわくはなかった?

起業ってお金もかかるし、免許とかもいるんだろうなあと思い込んでいました。でも調べてみるとお金はいらないし、手続きも税務署に開業届を出すだけでいいとわかって、ああこんなに簡単にできるんだって。失ってもあきらめのつく5万円を限度に決めて、これを使い切るまでの範囲でひとまずやってみようと思いました。子どもを自転車に乗せて2千円の生地を買いにいくところから始めました。

ネットで販売するためのHPも自分で作成し、商品撮影も自分でやりました。ホームステイで滞在していたイギリス人の女子大生アニーに「ランチをご馳走するから」とお願いしてモデルになってもらいました。

「抱っこひも収納カバーなんてなくても済むものだから売れるはずがない」「自分でもつくれるのでは?」と反対する声もありました。でもないからこそ売れると思いましたし、自分でつくれる人は子どもにつくってあげるのが一番だと思いますが、育児中は本当に大変。そこに時間をかけられない人や手づくりが苦手な人もいるのではと思いました。

いざ売り始めてみたらどんどん売れました。口コミで広がって、育児雑誌にも取り上げられて、またそれが広がってという感じで、半年でひと月の売り上げが100万円になりました。5万円が100万円。わらしべ長者みたい、って言われます(笑)。

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2015年10月09日
抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ
代表  
仙田 忍氏

事業内容:育児用品「ルカコ」の製造・販売

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