プレスリリースの作り方

【プレスリリースの作り方19】「プレスリリースは写真が命」?言葉で表現できないときは写真が重要!

2019.11.28

「メディアに取り上げてもらえるプレスリリースの作り方」vol.19
元毎日放送記者で、ラジオ報道部長なども務めた大谷邦郎氏がお届けする連載です。

プレスリリースは、お金をかけずにメディアに取り上げてもらえることから、中小企業にとってはかけがえのない“武器”です。それだけに、その特徴を知り、扱い方を学び、日々研鑽してもらいたいものです。
そこでこのコーナーでは、元・経済記者のボクがリリースをメディアに取り上げてもらえるそのポイントを、具体的事例を基に解説していきます。
さぁ、皆さんも一緒に学んでいきましょう!

「あなたの彼氏、優しそうよね!」と言われても、なかなか素直には喜べませんよね。その裏には「見た目は残念!」という思いが見え隠れするからです。
だからといって「見た目、良いわよね!」と、そればかり言われると、何だか「頭はからっぽに思われているの?」と、疑ってしまいます。いやはや、人を褒めるのは難しい。

しかし、プレスリリースに限って言えば、やはり「見た目」が重要です。 
その点からすれば、今回ご紹介するこのプレスリリースは、大変よく頑張りました、と“はなまる”を付けてあげたいと思います。



ご覧いただいた通り新商品のプレスリリースです。それも「歯ブラシ」の。
この手の商品は、なかなかメディアには取り上げてもらいにくい。なぜなら、さまざまなメーカーが手掛けていて、その種類は膨大。確かにそれぞれの歯ブラシの、その形状はどれも微妙に異なっているかも知れませんが、それで何がどう変わるのかは、なかなか説明しづらい。すなわち差別化しづらい商品だからです。
そうした中、この商品は、ブラシ部分に一般的商品の20倍に当たる2万本が植毛され、その柔らかさも、研究機関のお墨付きがある。それも、「かため」で75以上、「ふつう」で50~85、さらに「やわらかめ」で60以下という標準数値に対して、この商品は「11」ということですから、その柔らかさは、群を抜いている。
そこで、リリースを出せば、この商品なら、メディアの目に留まる可能性は十分にあると思ったのです。

株式会社 ガレージワン 担当 木村氏

そして、実際に商品を事前に拝見させていただき、触らせていただいたのですが、ム、ム、ム、ム。う~んと唸ってしまいました。なぜなら、もう「もふもふ」「モフモフ」「mofumofu」と、本当に柔らかく、そんじょそこらの説明文では、実体を表すことなど出来ないと思ったからです。

さて、どうする?そこで、このリリースをたった一人で制作してきた木村さんにお願いしたのは、「良き写真」を撮って下さい、「写真こそが、リリースの成否を握る」と、もう脅しにも似た助言でした。

はふで(左)と、一般の「やわらかい」歯ブラシ(右)

プレスリリースの写真は、この木村さんが撮ったものですが、特に2枚目の2種類の写真は、この商品の特性をよく表していると思います。
1990年代に「芸能人は歯が命」というCMがありましたが、「プレスリリースは、写真が命」と言っても、決してオーバーではないと思います。(文/大谷邦郎)

大谷 邦郎氏
1961年、大阪・堺生まれ。 1984年にMBS(株式会社毎日放送)に入社。
大半をテレビ・ラジオの経済記者として過ごし、経済番組の制作にも携わる。その後、ラジオ報道部長、宣伝部長を歴任し、「取材する側」と「取材される側」の両方を経験。そのキャリアを活かし、2016年11月に独立し 「情報発信」や「危機管理広報」などに関するセミナーやコンサルを企業や大学・自治体などで行っている。現在「グッドニュース情報発信塾・塾長」。
著書:『関西唯の人 〜仕事を楽しむ人の図鑑』(星湖舎)等

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