【プレスリリースの作り方25】「こんな時にいいの?」ではなく「こんな時だからこそ」の発信を


「メディアに取り上げてもらえるプレスリリースの作り方」vol.25

元毎日放送記者で、ラジオ報道部長なども務めた大谷邦郎氏がお届けする連載です。

プレスリリースは、お金をかけずにメディアに取り上げてもらえることから、中小企業にとってはかけがえのない“武器”です。それだけに、その特徴を知り、扱い方を学び、日々研鑽してもらいたいものです。そこでこのコーナーでは、元・経済記者のボクがリリースをメディアに取り上げてもらえるそのポイントを、具体的事例を基に解説していきます。さぁ、皆さんも一緒に学んでいきましょう!

 
この原稿を書いている時点では、緊急事態宣言は、まだ継続されていて、経済活動も制限されたまま。まずは、資金繰りを・・・という企業も多く、情報発信どころではないという方も多いことかと思います。

また、新型コロナウイルスに面と向かって闘っている方々も多い中で、我が社の商品やサービスを発信するのは気がひける、という方も多いかと思います。日本人らしい“奥ゆかしさ”でしょうか。

確かに、コロナのニュースがほぼ一色の中で、関連のない話題をリリースしても、メディアにとりあげてもらえる可能性は低い。

しかし、その商品やサービスが、コロナウイルス関連、それも“対”コロナウイルス関連であれば、どうでしょうか?それは、広く知ってもらわないといけない。

「こんな時にいいのかしら?」と躊躇している場合ではなく「こんな時だからこそ」シッカリ発信しなければならないのです。

例えば、こちらのリリースをご覧下さい。

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「日本初!コロナ禍で育児サポートが減り困っていた妊産婦もこれで安心」
キャッチコピーの冒頭部分です。

妊産婦の皆さんにとっても、今のこの状態は大変困った事態で、その“困った”を解決してくれるサービスが記載されたリリースなんだな、ということが、この一行からわかります。記者の皆さんは、2行目以降も、ワクワクしながら読んでくれたことでしょう。

しかし、このリリースの第一版のキャッチフレーズは、実は、こうでした。
「日本初、全国の助産師をわかりやすく可視化したプラットフォームをリリース ~子育てや健康の悩みも、あなたに合った助産師が解決~」

もちろん、サービスの内容は、これでもわかります。
実際に、このリリースでメディアからの取材が入りました。でもそれは、記者側の感性の高さに救われたといっても良いかと思います。

今こそ、その商品、そのサービスを待っていてくれる人がいるのであれば、そのことがわかる言葉を産み出し、目を惹くキャッチフレーズにまで育てて欲しいと思います。

 

そういえば、このリリースを出したのは助産師の皆さんで構成される会社。写真の3人も皆さん、助産師さん。

ならば、“産み”“ 育てる”のはお手の物。今後、ますますの“成長”を、期待いたしましょう!

(文/大谷邦郎)

 

大谷 邦郎氏
1961年、大阪・堺生まれ。 1984年にMBS(株式会社毎日放送)に入社。
大半をテレビ・ラジオの経済記者として過ごし、経済番組の制作にも携わる。その後、ラジオ報道部長、宣伝部長を歴任し、「取材する側」と「取材される側」の両方を経験。そのキャリアを活かし、2016年11月に独立し 「情報発信」や「危機管理広報」などに関するセミナーやコンサルを企業や大学・自治体などで行っている。現在「グッドニュース情報発信塾・塾長」。
著書:『関西唯の人 〜仕事を楽しむ人の図鑑』(星湖舎)等

 
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