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伊保物産株式会社~2tの小回りはお任せください!

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大阪産業創造館 プランナー 志岐 遼介による連載 【ロジは一日にして成らず】

運送事業者の実に9割が中小企業と言われ、デフレ時代の厳しいコスト要求や原油価格の高騰に伴う経費の上昇など厳しい時代が続く物流業界。大阪産業創造館では、そんな厳しい時代を戦う運送事業者を応援しています。

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vol.8  伊保物産株式会社~2tの小回りはお任せください!

今回ご紹介する運送会社は和泉市の伊保物産株式会社。「会社の強みって何かあるかなぁ?」と照れ笑いしながら迎えてくれた代表取締役社長の高島誠氏と、運行管理者として事務を担当する伊達聡美氏の2人に話を伺った。

代表取締役社長 高島 誠氏

伊保物産株式会社の設立は昭和63年。来年で30年を迎える。「父が仲間と5人で、それぞれトラック1台を購入して会社を設立し、5台のトラックで営業を開始したと聞いています」。
高島社長も20歳の頃は父の仕事を手伝い、ドライバーもしていたが、父の運送会社には就職せず、石材屋や畳屋を営むなど父とは別の道を歩んでいた。しかし、10年前に父が亡くなったことが契機となり、少しずつ仕事を手伝うようになり、約3年前に伊保物産株式会社の代表取締役社長に就任した。
「父の仕事を見ていたので、運送業に対してあまり戸惑いはなかったです」。会社を継ぐ際、多くの後継者が業界独特の慣習に戸惑いを覚えることが多い運送業であるが、高島社長はこれといった壁にぶつかることはなく会社の経営を進めていくことができたという。

現在の伊保物産株式会社の特徴は2つ。1つ目は保有する車両13台の中で2トン車が多いこと。社員の体調管理を優先し、長距離輸送の仕事はあまり受けず、地場の配送に集中している。長距離や夜間の輸送が多い運送事業者では、1カ月近く経営者と顔を合わせない社員もいると言われるが、伊保物産では毎朝の点呼で高島社長と社員が顔を合わせる。
2つ目は20代の若手ドライバーが多いこと。ドライバーの採用難と言われるこのご時世、20代の社員が半数を数える。実はこの2つの特徴はリンクしている。2トン車は普通自動車運転免許で運転ができるため、若者にとって運送業への就職のハードルが下がるからである。「いま頑張ってくれている若い社員が30代になった時、下の世代も入ってきてくれている会社づくりをしていきたい」。若い社員にとって高島社長は良き兄貴分に映っているのかもしれない。

高島社長を強力にサポートしているのが代表取締役就任時に伊保物産に入社した伊達氏だ。「元々、社長とは知り合いだったので、代表として腰を据えるタイミングで声を掛けられた」という伊達氏。現在は運行管理者の資格を持って事務作業をハンドリングする。
高島氏が代表に就いて間もない頃、従業員との労働問題が発生したことがあった。伊達氏は運送業と一般企業の労使関係の違いに着目。この問題にしっかりと向き合い、それまで不十分な部分もあった運送業として必要な管理書類をしっかりまとめ、突然の巡回指導にも会社として対応する力をつけたという。伊達氏が積み重ねてきた努力はやがて形となって実を結び、小規模事業者は苦戦するGマーク(安全性優良事業所)の認証取得を実現することもできた。

事務所対応はお任せ!の伊達さん。

「当面の目標は車両を20台にすることと、荷主を増やしていくこと」と高島社長は語る。強みである小回りの利く配送を武器に若い社長と若いドライバーが運送業界を活性化していく。

高島社長は時には自らハンドルを握って現場へ出ることも。

(取材・文/大阪産業創造館 ものづくり支援チーム プランナー 志岐 遼介)

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2017年07月13日
伊保物産株式会社
代表取締役社長   
高島 誠氏
事業内容:一般貨物自動車運送業(新聞輸送・建築資材輸送・一般雑貨輸送)
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