“憧れられる職業”にするために
病気やケガなどの事情から歯を失った人のために、高品質なオールセラミックの人工の歯を製作している株式会社AristJapan。
歯科技工歴13年目の美馬さんは高校生の頃、母が治療で差し歯を製作してもらったことから歯科技工士という職業を知った。
歯がきれいに治療できた母の喜びを目の当たりにし「歯科技工士は人の心を動かす仕事」なんだと痛感した。高校卒業後、専門学校へ進学、そこで技工士としての技術を学んだ。
歯科技工士は人工の歯を製作するだけでなく、治療について医師への提案も行う。そのため医療に関する勉強会にも積極的に参加している。「質の高い人工の歯を提供するために知識と技術をいかに両立させるかが課題」と語る。
そんな美馬さんのポリシーは“最善を尽くす”こと。「自分の両親や家族に入れられる歯を作っているか」を自問しながらストイックに仕事に取り組む。
技工士は座り仕事が中心のため、休日はフットサルやマラソン、スノーボードなどのスポーツで汗を流す。「僕らの仕事は患者さんへ健康を提供することだと思っています。“患者さんを健康にしたい”と言いながら自分が不健康だとだめなんで(笑)」。
夢は歯科技工士を“憧れられる職業”として世間に認知してもらうこと。「まずは自分がモデルケースになりたい」と目を輝かせていた。
(取材/スズキヒロシ 写真/福永浩二)
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