【ベンチャー型事業承継のススメ】ファミリービジネスが変える日本の未来
「星のや」「界」「リゾナーレ」のブランドで、国内外35拠点で旅館事業を展開する星野リゾート。2013年には、日本で初めて観光に特化した不動産投資信託を立ち上げ、来年7月には東京・大手町に、本格的な日本旅館「星のや東京」を開業するなど、星野佳路氏が次代の風を読んで打ち出す戦略は常に世の中を驚かせてきた。
父親から経営権を奪取する形で引き継いだ家業の事業規模は今や20倍。
ベンチャー企業のごとく、次々と新たな挑戦を重ねる同社のサイトには、1914年の創業以来、脈々と刻まれてきた会社の歴史が古い写真とともに丁寧に記されている。
「星野家のファミリービジネスの4代目経営者」を自認する星野氏は同族企業の後継社長に向けたエールともいえる書籍を昨年出版。「日本の未来はファミリービジネスの後継者にかかっている」と断言する星野氏の真意とは?
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