必読!SNS基礎知識

【必読!SNS基礎知識〈3〉】SNS発信において大切なこと

2024.07.22

連載「必読!SNS基礎知識」
第三回「SNS発信において大切なこと」

皆さん、こんにちは。
今回は、第3回目「SNS発信において大切なこと」について解説します。

まず、情報発信にはいろいろな種類があります。SNSやホームページなどのWeb媒体、チラシやカタログなどの紙媒体、イベントや展示会、また、営業活動も情報発信の一つです。なので、自社で発信したいことが、本当にSNSが最適な媒体かどうかを考える必要があります。

もしかしたら、SNSよりチラシの方がいいかもしれません。BtoBであれば、やはり営業力を強化したり、展示会に出展してみたりするのも一つの手です。

SNSをはじめれば、簡単にバズる、バンバン集客できる、と考えている人もいます。SNSは魔法ではありませんし、ただ単純に始めるだけでは成果はほとんどでないものです。

また、発信をするときは、会社の思いを一人でも多くの人に伝えたい!とつい熱くなりがちです。しかし、ひたすら発信を続けるのは「ちょっと待った」なのです。

なぜなら、ユーザーの目的はさまざまで、SNSは特に「情報収集したい」人よりも、どちらかといえば「なんとなく見ている」人の方が多いからです。

自分に置き換えてみればわかりやすいかと思います。夜、家に帰って、机に座ってパソコンを開きSNSを見るというよりかは、リビングやソファーなどで、ゆっくりしながらスマホで見ていることの方が多いですよね。だからこそ、見ている人のことを考えながらSNS発信をしていくことが大事になってきます。

SNSに限らずどの情報発信でも「見た人の満足度」がすべてです。有益であったり、課題解決になっていたり、悩みを解消できる情報の発信が求められています。

これは肝に銘じておいて欲しいのですが「自分たちの発信したいことが、必ずしも消費者が求めていること」と一致しないことです。

企業やお店がSNSで情報発信をすることは、商品・サービスを販売したいというのが前提にありますが、消費者が求めていることに変換して情報発信する必要があります。

「相手にとっての価値」を意識してSNSで情報発信をしていきましょう。

(文/山下 悦令)

 
山下 悦令氏(合同会社スポットライト 代表/大阪産業創造館 経営相談室 経営サポーター)
グラフィックデザイナーとして、広告・パンフレット制作など、営業・ディレクション業務で、大手メーカーのカタログ制作を担当。さらに、販売戦略・企画、HP制作やSNS運用まで、幅広く『情報発信』や『売り方の提案』に携わる。売上げアップ・ブランディングの活動を、紙媒体からWEB・SNSをフル活用し、旅行業界紙の出版社・印刷会社・商社を経て、2022年3月に独立。独立後は、企業のnote執筆代行やホームページ作成・更新、情報発信やブランディングについてサポートしている。

合同会社スポットライト

代表

山下 悦令氏

https://spotwrite-fp.com