必読!SNS基礎知識

【必読!SNS基礎知識〈1〉】企業運用とインフルエンサーの運用の違い

2024.05.23

新連載「必読!SNS基礎知識」
第一回「企業運用とインフルエンサーの運用の違い」

皆さん、はじめまして。山下です。私は、企業・お店の “情報発信・売上げアップ” を、SNSをはじめとしたさまざまなメディアやツールを使ってこれまでトータルサポートしてきました。
また、大阪産業創造館では経営サポーター(販売促進・広告戦略)として、SNS活用を中心に企業の相談に対応していますが、このコラムでは、最新のSNSトレンドを踏まえながら、企業やお店がSNSを効果的に活用するための考え方や方法を共有していきます。

最初のテーマは、「企業」と「インフルエンサー」がSNSを活用する際の運用の違いについてです。この違いを理解していないと、単純に「フォロワーを増やせ」「もっと販売しろ」「イベントの集客に使え」と考えてしまうかもしれません。

まず、企業がなぜSNSをするのかを考えてみましょう。
それは、「目的」を達成するためです。目的は企業によって異なりますが、一般的には「売上げアップ」「認知拡大」「集客」などが挙げられます。

企業は通常、売上げを増やすためにSNSを活用します。 また、多くの場合、販売する商品やサービスは既に決まっています。一方、インフルエンサーは、個々の発信軸によって異なりますが、有益な情報を提供することでフォロワーを増やし、影響力をつけていきます。最新情報や有益情報をフォロワーに届け、企業案件やアフィリエイトを通じてマネタイズしていく、そのため自社商品やサービスを販売するよりも、有益な情報提供が重要です。

人は、売られると感じると離れていく。企業が、商品やサービスを販売しようとすると、まさにこの状態になります。企業は自社商品を紹介し、一方でインフルエンサーはおすすめ商品を紹介する。自社の商品やサービスをSNSで宣伝するのは、必要な人に情報を届けるためです。一方、必要ない人には無関係なので、反応やフォローが期待できません。この違いを理解することで、なぜ企業アカウントが伸びにくいのかがわかります。

まずは、「企業」と「インフルエンサー」のSNS運用の違いを理解することが重要。これが、SNSを始める上での第一歩です。

(文/山下 悦令)

 
山下 悦令氏(合同会社スポットライト 代表/大阪産業創造館 経営相談室 経営サポーター)
グラフィックデザイナーとして、広告・パンフレット制作など、営業・ディレクション業務で、大手メーカーのカタログ制作を担当。さらに、販売戦略・企画、HP制作やSNS運用まで、幅広く『情報発信』や『売り方の提案』に携わる。売上げアップ・ブランディングの活動を、紙媒体からWEB・SNSをフル活用し、旅行業界紙の出版社・印刷会社・商社を経て、2022年3月に独立。独立後は、企業のnote執筆代行やホームページ作成・更新、情報発信やブランディングについてサポートしている。

合同会社スポットライト

代表

山下 悦令氏

https://spotwrite-fp.com