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肌に合わない化粧品がわかるアプリ、産学連携で実現

肌が弱く、化粧品選びに悩みを抱えている人は少なくない。
そんな人に向けて、肌に合わない化粧品が事前にわかるスマホアプリ「ポーテ」がリリースされた。開発したのは、テレビ局のコンテンツ販売用スマホサイトの開発・運用を行うペッシェ。「当社の理念は、世の中のためになり、人の役に立つ事業に取り組むこと。ITの力で病気の人の力になりたい――そう思い続けて実現したサービスです」と米田氏は力を込める。

代表取締役 米田大介氏

化粧品に着目した理由は街中の看板。「ふと目にした広告を見て、化粧品の副作用で困っている人がいるのでは」と閃いたという。調べてみると、化粧品利用者のうち約半数が肌トラブルを経験し、20人に1人は深刻な悩みを抱えていることがわかった(自社アンケートに基づく)。「肌に合わない化粧品がわかるアプリがあれば、治すことはできなくても、予防に役立ててもらえるのでは」。そう考え、開発に踏み切る決断をした。

とはいえ、美容やヘルスケアは初めての分野。アプリの開発に向けて行動する中で、人工知能の技術を使えば解決の糸口が見つかるかもしれないと大阪信用金庫の産学連携コーディネーターに相談。大阪府立大学の本多教授を紹介されて突破口が開けた。「本多教授が開発された機械学習システムをベースに、産学連携でアプリの共同研究をすることになったのです」。

機械学習とは、コンピュータによるデータ分析でパターンを見つけ出し、そのパターンに新たなデータを当てはめることで将来を予測する技術をさす。
今回のアプリ開発では美容室の協力を得て、200名分の化粧品利用履歴データを収集。そのデータをもとに機械学習モデルをつくり上げ、「ポーテ」の実用化にこぎつけた。利用方法は簡単で、使用した化粧品とその使用感を登録するだけで、アレルギー反応を起こす成分を含む化粧品を予測できる。

「ポーテ」は利用開始1カ月は無料、以降月額150円(税込)で利用できる。

2017年4月に「ポーテ」をリリースし、現在は利用者のフィードバックを受けた改良を進めている。「まずサービスを安定させ、利用者のニーズに応えるアプリにすること」が直近の課題。その上でプロモーションを本格化し、2017年秋頃までにユーザー1万人、さらにドラッグストアなどとの連携によってアプリの普及を加速させ、向こう1年でユーザー5万人を獲得することが目標だ。

使用期限が過ぎた化粧品を使うこともトラブルの原因になる。そこで購入した化粧品を登録すると、消費期限も知らせてくれる機能も。

(取材・文/高橋 武男)

2017年05月22日
ペッシェ株式会社
代表取締役   
米田大介氏
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