ソフト、ハードの両面から、質の高いサービスを追求。笑顔もおもてなしのひとつだ。
診療報酬や介護保険料は国で定められているため、どの病医院・介護施設を選んでも、請求される金額は同じ。しかし、人の手によって行われるサービスである以上、その内容は千差万別だ。「ホテルは選ぶのに、病院や介護施設を選ばないのはなぜ?」。そんな発想から看護・介護を「サービス産業」として再構築すべく、取り組んでいるのがスマイルらいふけあだ。
「スマイルらいふ寝屋川」の施設内。共有スペースや廊下などゆとりをもった設計となっている。
同社が運営する住宅型老人ホームは、さまざまなサービスを展開している。たとえば、アクティビティの一環として、軽い運動や頭を使うレクリエーションを無償で実施。こうした取り組みは、直接、利益につながるものではないが、利用者の満足の鍵を握る重要な要素だ。人手や時間を確保しソフト面の充実を図っている。
また、最新機器の導入も並行して進めている。睡眠状態を随時把握できるセンサーを全室に取り入れているのも、そのひとつ。寝返りや呼吸数で熟睡度を測定できる以外に、スタッフによる定期巡回のタイミングを調整するなど、睡眠を妨げないよう工夫している。
要介護の方にとって入浴は体力を使う。國京氏自らいろいろな入浴機器を試し選定した。
中でも重要なのは職員の育成だ。「スマイル」「サービス精神」「チームワーク」など独自の評価表を使い毎月評価。介護は、人によってどうしてもサービスに差が出てしまうが、この評価をとりいれることで1人ひとりのサービスに対する意識と組織力を高めている。
長年、コンサルティングの世界から医療・介護業界を見つめてきた國京氏。介護や看護をする側の理論で行われていたことを根底から見直し、業界に風穴をあけようとしている。
代表取締役 國京 宏好氏
(文・写真/北浦あかね)
◎スマイルらいふけあの詳しいページは↓コチラ↓
http://www.osaka-toprunner.jp/project/introduce/smile-lifecare
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