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独立するつもりがサポートする側に「社長の夢を早く実現したい」

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直営店8店舗のうちの5店舗のマネジメントを任されている濱田氏。「店は育った社員にいずれのれん分けしていきたい」という森田社長の意向に沿って、時に厳しく、優しく管理職としてのノウハウと自覚を各店長に植え付けている。

「私は各店の売上、利益の目標を決めるくらい」と社長が言えば、「現場についてはほぼ任せてもらっている」と濱田氏。そこには全幅の信頼関係が伺える。

6年前、苦境に陥った会社から店舗を譲り受けて間もなく採用されたのが濱田氏。
店長として預けられたのは赤字が続いていた道頓堀の店だったが「のれん分けしてもらえるなら」と腕が鳴った。瞬く間に店をV字回復させるや「この店はのれん分けしたらあきません」と社長に進言する自分がいた。

「独立するにもまず会社が儲からなければ始まらない。道頓堀という一等地の店を繁盛させれば会社の信用につながるし、何よりのれん分けをするための人を育てる格好の舞台になると考えた」と濱田氏は心情の変化を振り返る。

「当時は会社をなんとか軌道に乗せなければと焦り、経費を抑えることしか頭になかった。濱田の言葉を聞いて事業そのものを深く考えるきっかけになった。神様のくれたプレゼントに思えた」。社長はそのときのことを思い出すと今でも涙が出そうになるという。

マネージャーでありながら、今なお制服に身を包み現場に入る。ともに手足を動かさないと見えないことがあるからだ。目をかけてきた社員の中から、ようやくのれん分け第1号も見えてきた。

濱田氏自身、独立したいという気持ちは残っているが「この子らが独立してよかったと思えるところまでをしっかり見届けるのが今の楽しみ」。横から「70才になったらのれん分けするからって言ってるんです」と笑う森田社長。まだ20年近く先の話だ。

(取材・文/山口裕史 写真/福永浩二)

2015年11月09日
翔家フードサービス株式会社
代表取締役 森田 佳代子氏(写真左)/ 店舗運営部長 濱田 良二氏(写真右)

事業内容:本格創作料理「羊の家」3 店舗、お好み焼き「福えびす」3 店舗、ラーメン「一豚力」「とがの屋」の2 店舗、計8 店舗を運営。

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