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現場の臨場感と未経験OKを打ち出して応募者40人

ナルオ社長

今年3月、求人広告とハローワークで社員を募ったところ40人もの応募があった。ここ数年で何度か募集をかけてきたが、ほぼゼロの状況が続いていただけに鳴尾氏自身も「こんなに来るとは」と驚きを隠せない。中でもネット上に出した求人広告の反響が大きかった。

求人ページをのぞくと、まず目に入ってくるのは真剣な眼差しで工作機械に向かう職人、笑顔でポーズを決める3人の先輩社員、の2枚の写真。会社紹介の欄には「私たちのつくる自転車のパーツは、世界中の人々の暮らしに役立っています」のコピー。やりがいを持って現場でいきいきと働いている雰囲気が伝わってくる。

「町工場は見せ方もアピールも苦手。今回求人会社のアドバイスを受け、若い人に興味を持ってもらえるよう思い切って殻を破ってみた」ことが功を奏した。4人が新たに仲間として加わった。

今回の求人でもう一つ思い切ったことがある。「未経験者歓迎」としたことだ。新入社員4人は1人を除いて製造業を経験したことのない人ばかり。「1人は『ものづくりが面白くてしょうがない。ここで働けたことに感謝してる』と言ってくれている。この仕事が続くかどうかは知識よりも結局は心の問題」と鳴尾氏。

時間があれば現場を回り新入社員に言葉をかけ、「頭でっかちになっても技術はつかめない。うまくいかないときは機械の前に座り込め」と叱咤する。「興味と希望を持ってもらうにはどうしたらよいか」。若者へ技術を伝承すべく、なお模索は続く。

現場でイキイキと活躍する若手社員の写真を多用し、現場の臨場感をビジュアルで伝えたことが奏功。また「未経験者も歓迎」を強調することで応募の敷居を下げた。

現場でイキイキと活躍する若手社員の写真を多用し、現場の臨場感をビジュアルで伝えたことが奏功。また「未経験者も歓迎」を強調することで応募の敷居を下げた。

(文・写真/山口裕史)

2015年10月09日
株式会社ナルオ
取締役会長  
鳴尾 健次郎氏

板金部品のプレス製造・組立て。主に世界的な自転車メーカー向けに部品を製造している。

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