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「自転車に乗って何をするのか」 新しい発想で業界に新風

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2本のチューブを組み合わせたフレームの形状。タイヤやサドルに使われる鮮やかな色使い。ドッペルギャンガーの自転車はひと目でそれとわかる。成熟市場といわれる自転車マーケットに新たな顧客を呼び込み、市場に参入して8年が経った現在、インターネットマーケットにおいて既存のメーカーを尻目に多くのカテゴリーでNo.1の商品が育っている。

創業来貫く商品開発のコンセプトは「メーカーと消費者のギャップを埋めること」と益田氏。「従来の自転車メーカーは変速機やブレーキなど機能ばかりを進化させてきたが、何のために使うのかという自転車に乗る人の視点に立ったものづくりがなされていなかった」と乗る人のライフスタイルに合わせた商品開発を行った。

第1号商品は折りたたみ自転車。「発売した2005年は高速道路無料化が始まった年。車に自転車を積んで旅先でサイクリングを楽しみたいというニーズを先取りした」。手頃な価格で提供しようと販路はあえてネットに絞った。価格を抑えるため機能はシンプルにしドッペルギャンガーらしさのところだけこだわった。

出す商品ごとにファンがつき、ギア、タイヤ、サドルなどのカスタマイズ情報を共有するファンサイトが次々に立ちあがった。全国のファンが集まるオフ会は同社が把握しているだけでも過去7回開かれており、カスタマイズ車のコンテストも行われている。すでに海外14カ国で販売されているが「すべて先方から売りたいと声がかかったものばかり」だ。

「モノが売れないのは、お金がないからではなく買いたいと思えるものをメーカー側がつくっていないから」ということを確信したという益田氏。これまで生産は海外の企業に委託してきたが、今後は地元東大阪で基幹部品づくりを始めようとしている。「大阪発世界ブランド」になるためのチャレンジは続く。

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▲フレームのデザインも色使いも一目でドッペルギャンガーとわかる独自性を持つ。

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▲自転車に乗って何ができるか、どんな満足感が得られるかを訴求するブランディング。

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▲常務取締役 益田 淳二氏

※益田さんのロングインタビューはこちら

http://bplatz.sansokan.jp/archives/559

2013年04月10日
ビーズ株式会社
常務取締役  
益田 淳二氏
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