脳卒中によるリハビリ難民をゼロにしたい!
【今夜のお客様】
アストロリハビリテーション 代表 尾下 功氏
【社長のホンネ~医療業界の革新(2)編~】
脳卒中によるリハビリ難民をゼロにしたい!
イケダ:後遺症の方を「山登りやゴルフができるまで改善させる」って言い切ったのを見て、最初は「ほんとに!?」って疑った。
社長:たしかに疑っちゃいますよね。でもそれは、保険がきく範囲でリハビリをやめてしまうから。保険外でリハビリを重ねていけば、なりたい自分に戻る可能性は高いんです。
イケダ:そもそもなぜ事業を始めようと?
社長:最初のキャリアは、スポーツのインストラクターからスタート。後遺症の患者さんとふれあう中で、「僕に何ができるだろう」って考えた時に、「看護師になりたい」と思って。
イケダ:人生の大きな決断!
社長:弟が理学療法士になって、僕も看護師になれて、しばらくはお互い別々のところで勤めていたんですけど、保険の適用範囲内でリハビリを終わらせてしまう人を見て、「もっと続けたら元に戻るのに」ってジレンマを抱えるようになって。
イケダ:何で多くの人たちがやめちゃうの?
社長:リハビリって本当に辛いんです。その上、成果が見えにくいから、「こんなことを続けて効果ある?」って、患者さんはものすごく不安だし、懐疑的になる。だから保険の切れ目がリハビリの切れ目になりやすいんです。
確かに医療業界では「絶対」とか「大丈夫」なんて言葉は口にできない。でも患者さんが求めてるのは希望なんです。それを医療業界の論理で言えないのなら、僕たち2人で、後遺症を持つ人の願いである「機能改善」にコミットする事業を始めてみようと。
イケダ:患者さんが求めてるのは「希望」…。それ、心から共感するなぁ。
社長:僕たちは最初にゴールを設定します。ゴルフが好きだった方には、「もう一度ゴルフができるまで頑張りましょう!」って、患者さん自身の主体性を引き出すことで、続ける希望を持ってもらうんです。もちろん、高額な費用をいただく訳だから、僕たちも必死で仕事します。でも、一番大事なのは患者さんの「こうなりたい!」という思いなんです。
イケダ:後遺症を抱える人たちが前向きにリハビリできるって大きな一歩。もちろん限界はあるだろうけど、それを自分で納得して選べるのは嬉しいと思う。頑張ってね!
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