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酒蔵のIoT化で現場負担を軽減し、酒質向上にも貢献

花粉、PM2.5、ハウスダスト― アレルギー体質の人にとっては、聞くだけで鼻がムズムズしてくる。そんな悩める人たちをIoTでサポートする製品、それが「ほこりセンサー」だ。
目に見えない大敵をセンサーで計測し、Bluetooth(無線通信規格)で接続されたスマホで飛散量などをチェックできる。本体はコンパクトなので、自宅やオフィスに手軽に設置し、空気の状態を見ながら必要な対策が可能だ。

PM2.5などの飛散量や気象の不快指数をスマホで確認できる「ほこりセンサー」。

開発したのは、PC・スマホの周辺機器などを手がけるラトックシステム。基幹事業で得た技術とノウハウを活かし、センサーと通信技術を組み合わせたIoT製品の開発に取り組んでいる。

そんな同社が現在、開発に力を入れているのが「酒造品温モニタリングシステム」だ。酒造業界向けのシステムで、もろみ(発酵中の液体)のタンクにセンサーを設置し、1時間ごとに品温と室温を自動計測できる。
酒造メーカーはもろみの品温の記帳義務があるが、昔ながらの酒蔵は手作業による計測と記録が負担になっていた。「その作業を効率化したいとのニーズを受けて開発に着手しました」と開発担当の宮川氏は説明する。

開発部 ソフトウェア開発担当 宮川 明菜氏

このシステムを導入すれば品温のチェックと記帳が自動化できる。さらに見通しで最大250mの通信が可能なため、「酒蔵とは別室に置いたパソコンにデータを送り、計測結果を画面上で確認できる」という。

現場の負担の軽減するだけでなく、酒質の向上にも役立てられる。手作業で管理していた従来は夜間の計測ができず、もろみの状況変化を見逃していた。このシステムは昼夜問わず自動で計測できるため、品温の設定温度を超えた際はスマホに通知してくれる。「従来は見落としていた品温ともろみの関係性を見出し、酒質をより安定させられるのです」。

品温センサー(左)と「もろみ日誌」(右)

2017年5月18日に酒造メーカー向けの製品を出荷予定で、今後は食品など酒造以外でも品温を測ることができる製品も発表する予定だ。

(取材・文/高橋武男)

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2017年05月15日
ラトックシステム株式会社
開発部 ソフトウェア開発担当  
宮川 明菜氏
事業内容/PC・スマホの周辺機器、AV機器の開発・製造・販売
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