使用済みの食用油をろ過するシステム「エコレ®」。食品添加物を原料とした吸着剤とフィルターを使ってろ過することで、使用済み油の色や臭い、酸価値などの品質を大幅に回復させることができる。
同システムを使ってろ過した油は、厚生労働省が設けている廃棄基準値を大きく下回っており、日本食品分析センターの調べで検証済みだ。
食用油の年間廃棄量は40万トンと言われている。食用油は使い続けることで劣化するが、同システムによりリユースできるため廃油が激減するという。
2014年に販売を開始。フライヤーに「エコレ®」が内蔵されたタイプと単体の2種類があり、初期導入費用は5万円程度でランニングコストも廉価。
実際に導入している飲食チェーンからは、「揚げ物に対するクレームがなくなったことで、売上アップにつながっている」、「新しい油を購入する量が減ったので経費が削減できている」、「衛生環境が改善されたことで、従業員の定着につながり人件費の削減にもつながっている」などの声が寄せられているという。
現在は、食用油を使用する全国の飲食関連の事業所に導入を進めているが、今後は業務用だけではなく、家庭向けの商品の販売も始めていく予定だ。将来的には海外展開も視野に入れ、さらなる販路拡大をめざす。
▲株式会社フォーオール 代表取締役 波田 成由氏
事業内容/食用油ろ過システム「エコレ®」の製造・販売。
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