ヒトを大切にする方法がわからない社長が多い!
【今夜のお客様】
株式会社ヒューマンファースト 代表取締役 山本 陽亮氏
イケダ:「ヒト」に特化したお仕事って、とっても難易度が高そう。
社長:確かに難しいことは多い(笑)。でも経営者の困りごとの多くは人材だから、それを解決したいっていう思いは昔っから強かったのかな。社員が自分の会社に愛着を感じていて、社長もそんな社員に感謝しているから、お互いにいい関係でいられる。そういう企業がもっと増えたらいいなっていう夢があるから頑張れるのかも。
イケダ:それは本当に理想。でも、経営者と社員って、やっぱりまだ「相対する関係」ってイメージがあるんだけど…。
社長:採用や定着が難しくなってきている今、どうやって社員のモチベーションを高めて、働く意欲を引き出すか。今こそ「従業員満足」に戦略的に取り組まんとあかん時代やのに、関西の経営者は、残念ながらほとんど追いついていない。「ダイバーシティ?何それ?」って、話が通じない時なんて、ホンマ、キツイわ(笑)。
イケダ:関東の経営者とは何が違う?
社長:「社員を大事にしたい」っていう思いは関東も関西も共通してるけど、どうやって大事にしたらいいのかがわかってない経営者が関西には多いかな。
イケダ:そういう経営者にはどうやって働きかけるの?
社長:心を開いて、根気強く話をする。それに尽きるかな。対話を重ねるうちに、「社員がもっと楽しく仕事をするためには何をしたらいいやろ?」って前向きな相談をしてくれるようになると、「この仕事をやってて良かったな」って心から思うし。
イケダ:ホントに根気のいるお仕事ね。
社長:一方で、僕自身も経営者としてやってるから、「自社のことを外部の人間にとやかく言われたくない」って気持ちもよくわかる。だからこそ余計に、経営者と真摯に向き合って、気持ちに寄り添う支援ができるように、まだまだ人間的に成長しなくちゃと思う。
イケダ:課題は多いけど、その分やりがいも大きそう。頑張ってね!