【必読!SNS基礎知識〈8〉】企業のSNS運用が前へ進まない
連載「必読!SNS基礎知識」
第8回「企業のSNS運用が前へ進まない」
皆さん、こんにちは。今回は「企業の運用するSNSが思うように前へ進まない」ということについて解説します。
私は、さまざまなクライアントをサポートしていますが、企業のSNS運用の悩みの一つとしてよく聞くのがSNSの運用が前へ進まないということです。「アカウントは作成したけど、投稿がなかなかできない」とか、「そもそもネタが浮かばない」など、SNSが放置されているケースは結構あります。
SNS担当にはなったけれど、本業があり隙間時間にSNSをした結果リソース不足に陥ったり、商品数が少ないため発信できる内容がなかったりすることが主な原因にあげられます。
外注できるのであれば、画像や文章などのデータのやり取り、どういった投稿をしていくかなどの打ち合わせができる担当者が一人いれば、前へ進めていけます。社内でSNSを運用するのであれば、時間の確保だけでなく、投稿内容を決めるミーティングを行うなど、SNS担当者がスムーズに前へ進めていける「環境」をつくることが重要なのです。
「本業の売上げが下がってきたのでSNSを始めよう」とか、「SNSにあげれば簡単に集客できる」と思っている人は意外と多いのですが、SNSは魔法ではありません。しっかりと『目的』を持って『戦略』を立てて運用しなければ結果には繋がりません。
SNS担当者を専任におくことは難しい場合もあると思います。
本業の合間にSNSを更新することが悪いのではなく、短い時間で効率よくSNSを運用していくために「環境」「目的」「戦略」をしっかりと立てて、スムーズに前へ進めていきましょう。
投稿しなければ、フォロワー数が伸びることも、売上げをあげることも難しいのです。定期的に投稿できるにはどうすればいいか。いま自社のSNS運用が止まっているなと感じているなら、一度考えてみてください。
(文/山下 悦令)
山下 悦令氏(合同会社スポットライト 代表/大阪産業創造館 経営相談室 経営サポーター)
グラフィックデザイナーとして、広告・パンフレット制作など、営業・ディレクション業務で、大手メーカーのカタログ制作を担当。さらに、販売戦略・企画、HP制作やSNS運用まで、幅広く『情報発信』や『売り方の提案』に携わる。売上げアップ・ブランディングの活動を、紙媒体からWEB・SNSをフル活用し、旅行業界紙の出版社・印刷会社・商社を経て、2022年3月に独立。独立後は、企業のnote執筆代行やホームページ作成・更新、情報発信やブランディングについてサポートしている。