大学が開発したコラーゲン増加成分を配合した新発想ローション
コラーゲンは化粧品や健康食品の原料として有名だが、人の体内に存在するタンパク質だというのは意外と知られていない。エイジングケアローション「ナールスピュア」は、コラーゲンを約3倍に増加させる成分・ナールスゲン®を配合した基礎化粧品として脚光を浴びている。
ナールスゲン®は京都大学・大阪市立大学の教授らの共同研究によって開発された成分で、コラーゲンを増やす効果が実験的・科学的に証明されている。医薬品などの調査研究を手掛けてきた富本氏は成分のメカニズムと特性を知る過程で、科学的なデータが豊富な点に着目。ナールスゲン®を使った化粧品によって、科学的根拠にもとづいた正しいスキンケアを普及するための一石を投じられると思い至る。
そこで200名以上にナールスゲン®を配合したローションのサンプルを提供し、アンケートを行った結果、2ヶ月で約9割の人が効果を実感。「アンケートによる主観データと実験データがほぼ一致していたことから商品化できると確信した」という。
一般的な商品との違いをイメージさせるようなパッケージや容器デザインにアイデアを絞ったほか、「肌が飲む素肌サプリメント」という新しいコンセプトのもと、約1年の研究・検討を重ねて商品化に成功した。
今年7月に自社HPを通じて販売を開始し、4ヶ月で約1300本を販売。リピート率は約4割と高く、定期購入者はすでに100名以上にのぼる。「正しいスキンケアの情報を提供しながら商品の認知を高めたい」と語るように、広告宣伝や販路開拓に注力して早期に採算ラインに乗せたい考えだ。
▲主成分のナールスゲン®に加え、相加効果のあるビタミンCなど厳選した原料のみ配合したシンプルな処方が特長だ。
▲代表取締役社長 富本 充昭氏
株式会社ディープインパクト
代表取締役社長
富本 充昭氏
設立／2005年 資本金／5,000万円 従業員数／11名 事業内容／大手製薬会社や大学病院・大学医学部などを主な顧客として、医学図書の出版、患者向け医学・薬学啓発の冊子作成、医薬品の臨床研究の支援など行う。新たに「ナールスピュア」事業部を創設。
