プレスリリースの作り方

【プレスリリースの作り方37】当講座の“受講ポイント”について

2021.07.01


「メディアに取り上げてもらえるプレスリリースの作り方」vol.37

元毎日放送記者で、ラジオ報道部長なども務めた大谷邦郎氏がお届けする連載です。

プレスリリースは、お金をかけずにメディアに取り上げてもらえることから、中小企業にとってはかけがえのない“武器”です。それだけに、その特徴を知り、扱い方を学び、日々研鑽してもらいたいものです。そこでこのコーナーでは、元・経済記者のボクがリリースをメディアに取り上げてもらえるそのポイントを、具体的事例を基に解説していきます。さぁ、皆さんも一緒に学んでいきましょう!

 
今回は少し視点を変えて、「プレスリリースの作り方」ではなく、「プレスリリースの作り方講座」の“受講ポイント”についてお話しをしたいと思います。

まず、この写真から!

 

 
おっと、なかなかカッコイイ。これは、6月18日に、大阪産業創造館で開催された『中小企業ならではの情報発信-自社の強みをプレスリリースで響かせよう!-』での一コマです。まぁ、ボクのセミナーは「プレスリリースの作り方講座」というよりは「プレスリリースの“企て方”講座」なんですが、いずれにせよ、世の中にこうした講座やセミナーが溢れかえっています。

そこで、重要となってくるのが講師・・・というのは当然ではあるんですが、実は同等に、あるいはそれ以上に重要になってくるのが参加者だとボクは思っています。なので、こうした講座やセミナーに参加される場合は、少し多めに名刺を持参して、まぁ、講師とは、“とりあえず”名刺交換をするとして(笑)、参加者の方とは“真剣”に名刺交換をされることをお薦めします。というのも、今後、共に学んで行く「仲間」や、時に「助っ人」になったり、あるいはビジネスにおいて「パートナー」になる可能性のある人と出会うかも知れないからです。

しかし、このコロナ禍でのセミナーでは、顔を突き合わせて行うグループワークが難しく、なかなか他の参加者と触れ合う機会が少なくなってしまいました。そこで、ここサンソウカンで行うセミナーでは、こんな風に色々と工夫を施しています。

 

 
リアルタイムで質問や意見を受け付けられるwebサービスを活用し、それをスクリーンに投影して会場内で情報を共有したり、反対に、実に“前近代的”ではありますが、声を発することなく、挙手をして、「私は、その意見に賛成です」といった意思表示をしてもらったりします。その時がチャンスです。

参加者の皆さんは、周囲を見回して下さい。そして、貴方と同意見の人を探しましょう。何度かやっているうちに「あっ、また意見が一緒だ」という人が、チラホラと見つかるはずです。セミナー終了後にその人たちと名刺交換をし、知り合いになっちゃいましょう。これこそが、講座やセミナーの最大の収穫だと思います。個人事業主や中小企業ほど、“繋がり”が重要なのですから!って、講師への悪口で盛り上がることだけは、止めてほしいのですが……(汗)

 
(文/大谷邦郎)

<次回のセミナー>
★2022年10月31日開催★
【マーケティングセミナー】中小企業ならではの情報発信-自社の強みをプレスリリースで響かせよう!

<次回のワークショップ>
★2022年11月~2023年2月開催★
【実践ワークショップ】中小企業ならではの情報発信を学ぶ!プレスリリース作成・広報力強化講座

 

大谷 邦郎氏
1961年、大阪・堺生まれ。 1984年にMBS(株式会社毎日放送)に入社。
大半をテレビ・ラジオの経済記者として過ごし、経済番組の制作にも携わる。その後、ラジオ報道部長、宣伝部長を歴任し、「取材する側」と「取材される側」の両方を経験。そのキャリアを活かし、2016年11月に独立し 「情報発信」や「危機管理広報」などに関するセミナーやコンサルを企業や大学・自治体などで行っている。現在「グッドニュース情報発信塾・塾長」。
著書:『関西唯の人 〜仕事を楽しむ人の図鑑』(星湖舎)等