【プレスリリースの作り方34】キーになるのは「今こそ!」という前向きな姿勢


「メディアに取り上げてもらえるプレスリリースの作り方」vol.34

元毎日放送記者で、ラジオ報道部長なども務めた大谷邦郎氏がお届けする連載です。

プレスリリースは、お金をかけずにメディアに取り上げてもらえることから、中小企業にとってはかけがえのない“武器”です。それだけに、その特徴を知り、扱い方を学び、日々研鑽してもらいたいものです。そこでこのコーナーでは、元・経済記者のボクがリリースをメディアに取り上げてもらえるそのポイントを、具体的事例を基に解説していきます。さぁ、皆さんも一緒に学んでいきましょう!

 
依然、収束の兆しが見えない「コロナ禍」。さまざまな業種業態で、さまざまな影響が出ています。

そうした中、文化・芸術に携わる方々にも、もちろん大きな影響が出ています。
「何も出来ない」と手をこまねいていても仕方ありません。出来ることから、手を付け、そして発信していきましょう。

その際、キーになるのは「今こそ!」という前向きな姿勢です。
まずは、アドバイスをさせていただく“前”の、このリリースをご覧下さい。

 

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今、流行りつつある「オンライン講座開講」のリリースです。

最初、拝見して、気に入らなかったのが、キャッチフレーズの1行目。
「今の時代こそ手話!!手話で日常のコミュニケーション力をUP!!」

まず「今の時代」って、いつの時代のこと?続いて「手話で日常のコミュニケーション力をUP」といわれても、どういうこと?と思いませんか。ちょっとイメージ出来ない。

そこで、まず、この1行目の再考を促し、さらに、「何故、今、手話なのか?」ということを明確に説明することと、この団体が行っている手話講座は、他の団体が行っている手話講座とどう違うのか、そのユニークさを、明確にすべきと申し上げました。

そこで、そのアドバイスを踏まえて完成させたのがこちらです。

 

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キャッチフレーズの1行目はこう変わりました。
「コロナ禍だからこそ、手話で Face to Face のコミュニケーションを♪」

確かに、これが100点満点の表現だとは思いません。しかし、良い意味で「うん?」という疑問が浮かびませんか?

「コロナで、お互い顔を見合わせながら、大きな声を出して、楽しく話など出来ない。そうした中で、Face to Face のコミュニケーションを、ってどういうことやねん?それを手話で、ってどういうことやねん?」と思ってもらえれば、もう“勝ち”が見えてきた。そして、その答えが、しっかりと2枚目に記載されている。

確かに、声を出してコミュニケーション出来ない今こそ、声を発しないでもコミュニケーション出来る手話の価値は、見直されるべきかと思います。

それも、楽しみながら学べるのであれば、ボクも、やってみたい!実際、大手新聞社から複数の取材アポがあったといいます。

「このコロナ禍の、今こそ!」という前向きな姿勢が伝われば、「だよね!」という共感が生まれ、記者の方々も足を運んでくれる可能性が高まるのです。

さぁ、皆さんも「今こそ」発信していきましょう!

 
(文/大谷邦郎)

 

大谷 邦郎氏
1961年、大阪・堺生まれ。 1984年にMBS(株式会社毎日放送)に入社。
大半をテレビ・ラジオの経済記者として過ごし、経済番組の制作にも携わる。その後、ラジオ報道部長、宣伝部長を歴任し、「取材する側」と「取材される側」の両方を経験。そのキャリアを活かし、2016年11月に独立し 「情報発信」や「危機管理広報」などに関するセミナーやコンサルを企業や大学・自治体などで行っている。現在「グッドニュース情報発信塾・塾長」。
著書:『関西唯の人 〜仕事を楽しむ人の図鑑』(星湖舎)等

2021年02月25日
一般社団法人手話エンターテイメント発信団oioi
事業内容/手話パフォーマンス事業、イベント運営事業、ワークショップ事業、情報発信 など

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