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今さら聞けない「令和=何年?」問題、和暦と西暦の“変換モヤモヤ”を解決する仕事術

2025.05.22

「2025年って令和何年?」
「平成30年って西暦何年だっけ?」
「契約書の日付が“和暦”指定なんだけど、自信ない…」

日々の業務の中で、ふと立ち止まってしまう“和暦と西暦の変換”。
ビジネスの現場では、見積書や契約書、申請書類、さらには履歴書など、思わぬ場面で元号表記が必要になります。にもかかわらず、毎回スマホで「平成 何年 西暦」などと検索している人も多いのではないでしょうか。下記に早見表を記載していますのでご参考ください。

西暦和暦早見表【2025年最新版】

和暦西暦
昭和元年1926年
昭和2年1927年
昭和3年1928年
昭和4年1929年
昭和5年1930年
昭和6年1931年
昭和7年1932年
昭和8年1933年
昭和9年1934年
昭和10年1935年
昭和11年1936年
昭和12年1937年
昭和13年1938年
昭和14年1939年
昭和15年1940年
昭和16年1941年
昭和17年1942年
昭和18年1943年
昭和19年1944年
昭和20年1945年
昭和21年1946年
昭和22年1947年
昭和23年1948年
昭和24年1949年
昭和25年1950年
昭和26年1951年
昭和27年1952年
昭和28年1953年
昭和29年1954年
昭和30年1955年
昭和31年1956年
昭和32年1957年
昭和33年1958年
昭和34年1959年
昭和35年1960年
昭和36年1961年
昭和37年1962年
昭和38年1963年
昭和39年1964年
昭和40年1965年
昭和41年1966年
昭和42年1967年
昭和43年1968年
昭和44年1969年
昭和45年1970年
昭和46年1971年
昭和47年1972年
昭和48年1973年
昭和49年1974年
昭和50年1975年
昭和51年1976年
昭和52年1977年
昭和53年1978年
昭和54年1979年
昭和55年1980年
昭和56年1981年
昭和57年1982年
昭和58年1983年
昭和59年1984年
昭和60年1985年
昭和61年1986年
昭和62年1987年
昭和63年1988年
昭和64年/平成元年1989年
平成2年1990年
平成3年1991年
平成4年1992年
平成5年1993年
平成6年1994年
平成7年1995年
平成8年1996年
平成9年1997年
平成10年1998年
平成11年1999年
平成12年2000年
平成13年2001年
平成14年2002年
平成15年2003年
平成16年2004年
平成17年2005年
平成18年2006年
平成19年2007年
平成20年2008年
平成21年2009年
平成22年2010年
平成23年2011年
平成24年2012年
平成25年2013年
平成26年2014年
平成27年2015年
平成28年2016年
平成29年2017年
平成30年2018年
平成31年2019年
令和元年2019年
令和2年2020年
令和3年2021年
令和4年2022年
令和5年2023年
令和6年2024年
令和7年2025年

 

ビジネス現場で起きている「和暦迷子」たち

例えば、2025年は令和7年。一度調べても、しばらくするとまた忘れてしまいます。
ある企業の人事担当者の話では、学生アルバイトが提出する履歴書で、和暦・西暦の混在によって誤記の発生や、行政への申請書で形式不備となるケースもあるようです。これは学生アルバイトに限った話ではなく、日付表記が厳密に求められる契約や行政手続き等でも同様の問題が起きているとのことです。

 

「昭和→平成→令和」の基礎知識

まず、ざっくりと現代の元号と対応する西暦を整理しておきましょう。

元号開始年(西暦)終了年(西暦)
昭和1926年1989年
平成1989年2019年
令和2019年継続中

※「平成は何年まで?」という疑問には、平成31年(=2019年4月30日)が答えとなります。
※また令和は2019年5月1日から始まっています。

 

よくある間違いと「和暦変換」あるある

●あるある①:「R5」「H30」などの略号に混乱
履歴書や社内文書で使われがちな「R=令和」「H=平成」「S=昭和」。
一見便利ですが、外部とのやりとりでは誤解を招く原因にもなります。

●あるある②:年の変わり目での年度ズレ
例えば、令和6年(2024年)でも、3月末までは前年度扱いの場合があります。
「年度」と「年」は一致していないことも多いので注意が必要です。

●あるある③:システムやフォーマットが未対応
Excelや会計ソフトが古いバージョンのまま、和暦表記に対応していないケースもあるのでご注意ください。

 

いますぐ業務に使える「和暦⇔西暦」変換の2つのコツ

① ざっくり暗記する計算式を使う
平成 → 和暦+1988(例:平成30年+1988=2018年)
令和 → 和暦+2018(例:令和7年+2018=2025年)

②Excel関数を活用する
Excelでは以下のような関数で変換が可能です:
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・TEXT関数
 =TEXT(A1, “ggge年m月d日”)
 → セルA1の日付を和暦で表示できます。書類や履歴書などで和暦表記が必要なときに便利です。
※データに合わせてA1のセル番号を該当のセルに調整してください。

・TODAY関数(+TEXT関数
 =TEXT(TODAY(), “ggge年m月d日”)
 → 資料などの日付をいれたいセルにこの関数をいれておけば、今日の日付を自動で取得し、和暦で表示します。日付を毎回更新しなくてもいいので便利です。

・DATE関数
 =DATE(2025, 5, 1)
 → 「2025/5/1」という日付を作成します。特定の日付を入力したいときに使います。
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和暦はいつまで使うのか?デジタル化との共存

「和暦があることで逆にややこしい」という声も聞かれますが、公文書や行政手続きでは依然として和暦表記が主流です。特に年配層や伝統産業、地域行政など、元号を基準に歴史を捉える場面が多く、上手に付き合っていく必要がありそうです。

 

社内の“元号ルール”、そろそろ見直しどきかもしれません

日々の業務における小さな混乱は、放置すると大きなミスにつながることがあります。
「社内フォーマットは西暦で統一する」「略号(R・H)ではなく正式な元号を使う」「誰でもすぐ確認できる早見表を共有する」——。
どれもささいなことですが、こういった社内ルールの整備こそが、チーム全体の作業効率を高める第一歩となることもあります。これを機に、社内の“元号のマナー”を見直してみてはいかがでしょうか?