【必読!SNS基礎知識〈7〉】企業がSNSでマネタイズする方法
連載「必読!SNS基礎知識」
第7回「企業がSNSでマネタイズする方法」
皆さん、こんにちは。
今回は「企業がSNSでマネタイズする方法」について解説します。
SNSでマネタイズをするさまざまな方法がありますが、大きくわけると以下の3つです。
(1)自社の商品・サービスを販売する
(2)人の商品を売る(アフィリエイト)
(3)SNSを名刺代わりに事業の成功率を上げる
(1)自社の商品・サービスを販売する
単純にSNSを通じて自社の商品・サービスを販売する方法です。販売までの導線作りは重要ですが、SNSで商品・サービスの魅力や価値を発信し、購入してもらう流れです。
(2)人の商品を売る(アフィリエイト)
アフィリエイトは他社の商品·サービスをSNSで紹介し、紹介を経由して商品が購入されると紹介料が支払われるシステムです。インフルエンサーをはじめ、副業をしたい方や学生も参入しています。
アフィリエイトは、自社のSNSで他社商品を紹介する形になるため、現実として企業が行うマネタイズとしては難しいでしょう。
(3)SNSを名刺代わりに事業の成功率を上げる
SNS自体を企業のブランディングに利用する方法です。投稿内容やデザインを充実させ、SNSアカウントの価値がアップすることでフォロワー数も多くなり、影響力のあるアカウントとして活動ができます。その結果、企業自体の評価が高まることもあります。
業界によっては、商流の問題で直接お客さまには販売をせず、取引先を通じてお客さまへ商品・サービスを届ける場合があります。そういった場合は、商品の意外な活用法やユーザーの声、販売店でのイベント情報を告知するなどして、売上げ強化につながることがあります。
他にも、アイデア次第でマネタイズする方法はいくらでもあるかと思いますが、まずは(1)or(3)でSNSのマネタイズ方法を考慮してみてください。
SNSの運用については目的を意識することが重要です。どのような目的でSNSを運用するかを考えたうえでマネタイズ方法を選択し、SNS活動につなげていくことが大事です。
(文/山下 悦令)
山下 悦令氏(合同会社スポットライト 代表/大阪産業創造館 経営相談室 経営サポーター)
グラフィックデザイナーとして、広告・パンフレット制作など、営業・ディレクション業務で、大手メーカーのカタログ制作を担当。さらに、販売戦略・企画、HP制作やSNS運用まで、幅広く『情報発信』や『売り方の提案』に携わる。売上げアップ・ブランディングの活動を、紙媒体からWEB・SNSをフル活用し、旅行業界紙の出版社・印刷会社・商社を経て、2022年3月に独立。独立後は、企業のnote執筆代行やホームページ作成・更新、情報発信やブランディングについてサポートしている。