【必読!SNS基礎知識〈4〉】企業はどのようにSNSを活用する?
連載「必読!SNS基礎知識」
第四回「企業はどのようにSNSを活用する?」
皆さん、こんにちは。
SNSのノウハウは巷に溢れており、どれを採用すべきか、また企業としてSNSをどう活用すればよいのか悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、企業が実際にSNSをどのように活用できるかをお伝えします。
(1)目的達成(集客・売上げアップ・採用など)に活用
「自社の商品サービスを販売したい。イベントやお店に集客したい」といった想いから、SNSを始める企業は少なくありません。SNSに関する相談に多数対応してきましたが、ほとんどの企業が集客・売上げアップにSNSを活用したいという内容でした。
ハードルは高めですが、集客・売上げアップにSNSを活用しているアカウントは多数あります。また、社内の雰囲気や特徴を伝えて採用につなげるといった活用も可能です。
(2)ブランディングに活用
SNSが力を発揮するのは基本的にBtoCで、BtoBでの活用は非常に難しいです。理由はスマートフォンを持っているのが個人だからです。そのため、B to Bのように企業を相手にビジネスをしている会社にとっては、SNSより展示会や営業などに力を注いだ方が結果は出やすいです。
BtoBでSNSを活用するとすれば唯一ブランディングに使用できますが、その場合はフォロワー数の多さや投稿デザインの一貫性などが重要です。
また、フォロワー数を増やすには、自社の強みや伝えたいことだけを一方的に発信するのではなく、フォロワーにとって有益な情報を発信し、フォローしてもらう必要があります。広告を使用する方法もありますが、いずれにしても記載内容が有益な情報でなければフォロワーは増えません。
ユーザーにどう喜んでもらえるかをしっかりと考えた運用が大切です。
(3)情報を適切に伝える運用
フォロワーを増やすことや商品・サービスを販売することだけでなく、自社の持つ情報を必要な人に届けるためにSNSを活用する方法もあります。
たとえば、学校関係では対象者がスマートフォンを頻繁に利用する学生たちになるため、オープンキャンパスなどの行事をSNSに投稿し、見てもらいやすくすることが重要です。他にもアイデア次第でさまざまなSNSの活用方法は考えられますが、大きく分けると今回説明した3つに集約されるでしょう。自社がどのパターンに当てはまるか、考えてみてくださいね。
(文/山下 悦令)
山下 悦令氏(合同会社スポットライト 代表/大阪産業創造館 経営相談室 経営サポーター)
グラフィックデザイナーとして、広告・パンフレット制作など、営業・ディレクション業務で、大手メーカーのカタログ制作を担当。さらに、販売戦略・企画、HP制作やSNS運用まで、幅広く『情報発信』や『売り方の提案』に携わる。売上げアップ・ブランディングの活動を、紙媒体からWEB・SNSをフル活用し、旅行業界紙の出版社・印刷会社・商社を経て、2022年3月に独立。独立後は、企業のnote執筆代行やホームページ作成・更新、情報発信やブランディングについてサポートしている。