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【ロングインタビュー】好きなことを見つけ、一歩ずつ前に。

金城さん017

さまざまな職を経験してインテリアコーディネーターという好きな道を探し当てた。資格を取り、業界での経験を積み、小さな目標を達成しながら起業を実現。自立する女性の地位をさらに上げようと走り続ける。

―事業内容を教えてください。

インテリアコーディネートが柱です。8割が個人向けで、新築やリフォームのとき、結婚や出産でライフステージが変わったときのほか、最近は単に模様替えしたいというご依頼が増えています。法人向けでは、マンションのモデルルームや、女性経営者向けのオフィスのインテリアなどを提案しています。ほとんどはホームページを通じて依頼が入ってきます。

もう一つの柱が整理収納です。5人の整理収納アドバイザーがいて、個人宅に伺って片付けをしています。家に入られるのはいやというお客様もおられるので、自分でできる整理収納をテーマに100日オンライン講座やスカイプを利用したプログラムをネットで配信しています。
そのほかに、インテリアコーディネートや整理収納に関する講師、大手家電メーカー向けにユーザー視点に立った商品開発のコンサルティングも手がけています。

インテリアコーディネートでも整理収納でも、フリーランスでやり始めた2009年ごろは、住宅メーカーや家具店に依頼するケースが多かったのですが、その後、個人で活躍する方が増えて、プロに依頼するというパターンが増え、私たちのようなビジネスにチャンスが生まれ、昨年は整理収納だけでのべ200軒のお宅に伺いました。

―創業までの経緯は?

大学卒業後、ハウスメーカーに就職したのですが総務の仕事にすぐ飽きてしまって1年で辞めました。そこから契約社員と派遣の旅に出ることになりました。野球の球団か放送局までいろいろな職種を経験しました。時給や待遇もよく、ストレスなく楽しく働くことができ、それはそれでいいなと思ってはいたのですが、そのままでいいとは納得できませんでした。

父が自営だったので、人に雇われるより、自分がやったことにすべて責任を持てる仕事をしたいと考えていました。かといってやりたいことがあるわけではなく、20代のうちに好きな道を見つけて、40歳までには会社を興したいと思っていました。その間に26歳で結婚、27歳で第1子の出産を経ています。

―好きな道は見つかったのでしょうか?

子どもが生まれてからインテリアに興味を持ち始めました。もともとホテルの室内装飾などが好きだったのです。母からいつも口うるさく部屋をきれいにしなさいといわれていた影響もあるのかもしれません。小さいころから、きれいにして、美しくするのが当たり前だと思っていました。日本人は衣食住のうち住については関心が薄い。そこを変えて提案したいと思いました。

それで子どもが2歳のときにインテリアコーディネーターの専門学校に通うことを決めました。契約社員としてフルで働いていたので、10時から17時半まで仕事をして、そこから保育所に子どもを迎えに行って、ご飯をつくって21時には子どもと一緒に寝て、夜中の2時、3時に起きて勉強の時間にあてました。

1年目が終わった段階で契約満期になり、次に見つけた仕事先が家具・インテリア商材の販売店でした。インテリア商材を売るのも初めてなら接客業も初めてでしたが負けず嫌いをここでは発揮しました。
小売ならではの販売目標を達成し、お客様とのコミュニケーションやクレーム対応もうまくこなせるようになり、やりがいのある仕事に満足していました。

ですが、次第にインテリアアイテムを販売するということよりも「金城さんにお願いしたい」「金城さんいますか?」というお客様との関係性をつくっていくことに喜びを感じるようになっていきました。インテリアを通じて新たな仕事を展開したいという次のステージを意識するようになり、この会社を卒業することにしました。

 

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2015年10月09日
株式会社ベイルインテリア
代表取締役  
金城貞美氏

事業内容:インテリアコーディネート、整理収納、セミナー講師の3事業を展開。インテリアの知識、ノウハウを生かした「美しい整理収納」サービスが順調。

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