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放射能濃度の計測をよりカンタンに

長年、精密測定機器の開発に携わり、また「産学連携」でのものづくりを得意とする新日本電工。このたび、大阪大学などと共同で、食品などに含まれる放射能濃度を簡易に測定できる機器「ポータブルベクレルカウンター」を開発した。

計測結果は、タブレット端末の液晶画面に表示される。

計測結果は、タブレット端末の液晶画面に表示される。

これまで放射能濃度を計測する場合、特殊な設備がある施設に測定物を持ち込む必要があったため、結果が出るまで日数がかかることもあった。さらに、測定物を事前に粉砕、乾燥させておくなど、下準備に手間もかかっていた。

ポータブルベクレルカウンターは、数分から数十分で測定結果が出るほか、市販の食品容器に入れて計測できるため、特別な器具も不要だ。持ち運んで使うことを想定してバッテリー駆動にし、小型軽量化も実現(15㎏)。誰もがどこででも気軽に測定できるよう開発されている。

開発中は、被災地域に試作機器を持ち込み、さまざまな農産物や土壌を測定。既存の計測機器との数値比較を幾度も重ね、計測数値の正確性を実証している。

放射線・放射能を「目には見えない怖いもの」としてではなく、正確な情報を提供することで、作物の風評被害や無用な不安を防ぐ一助になる。今後は被災地域のみならず、全国各地、さらには海外での普及が期待されている。農業関係者はもちろん、給食センター、飲食店、学校など、これまで自前での検査が難しかった小規模事業者などでの活用も見込まれている。

生産事業部 部長 日野 剛健氏

生産事業部 部長 日野 剛健氏

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(取材・文/北浦あかね)

2015年02月10日
新日本電工株式会社
生産事業部 部長  
日野 剛健 氏

検査、計測、制御、データ伝送等各装置の開発、製造、販売。OEMメーカーとして様々な顧客ニーズに対応する。

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