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大失敗すると金一封!「チャレンジ」が評価される組織づくり

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「大失敗賞」という“名誉”ある賞を設けている会社がある。機械部品製造業の太陽パーツだ。これは半期に一度実施する表彰制度の賞の一つで、文字通り仕事で大失敗をやらかした社員に副賞2万円と共に贈られる。単に失敗したらもらえるわけではなく、その失敗を活かして組織にノウハウを残したかどうかが受賞基準だ。

この賞の背景には、創業社長である城岡氏の前職時代の経験がある。営業だった城岡氏は新規顧客の開拓に積極果敢にチャレンジしていた。ところが評価されるのはルート営業で無難に安定した実績を残す社員。「守りに入った社員が評価される会社が成長するはずがない」。そう考えた城岡氏は起業後「失敗を恐れずチャレンジし、かつその頑張りが評価される組織をつくろう」と決意したのだ。

大失敗賞の受賞者第一号は当時30代半ばだった社員が新規事業を立ち上げ、5千万円という会社の通年利益を吹き飛ばすほどの大損害を出す。「しかしチャレンジする人材を手放すわけにはいかない」と考え大失敗賞を創設し、あえて全社員の前で授賞式を開いて「これでチャラや。次は頑張れ」と笑い飛ばしたという。その社員はその経験を活かし、中国工場の立ち上げ時には現地法人トップとして見事成果を収め、現在は役員として経営の中枢を担う存在となっている。

「ピンチはチャンスの芽」と社員を鼓舞し、昨年には挑戦意欲をさらにかき立てるために「大チャレンジ賞」も創設。加えて「縁の下の力持ち賞」も設けた。「社員あっての会社。組織全体を底上げし、会社をもっと活気づけたい」と意欲的だ。

 

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▲社長自身も過去に大失敗賞を受賞している。

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▲大失敗賞の受賞者第一号である篠川さん(左)。授賞式では社長が手渡しで賞状を渡し、社員たちを鼓舞している。

2013年02月10日
太陽パーツ株式会社
代表取締役  
城岡 陽志氏

設立/1983年 資本金/3,000万円
従業員数/130名(グループ会社含め350名)
事業内容/メーカー機能と商社機能を融合させ、あらゆる機械部品の開発・設計・試作・製造を行う。システムキッチンパーツを自社開発し、特許を持つ昇降戸棚の機構は6~7割のシェアを誇る。今後は中国など海外市場の開拓をめざす。

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