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「自ら考え、動く組織」の仕組み作りで得たのは経営者としての気付きだった

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顧客企業にITエンジニアを常駐させ、情報システムの円滑な運用支援を行う事業を手がけている。8年前の創業時に「己を知り、顧客を知り、市場を知り、正に意義のある商いをすること」という経営理念を作ったものの、「つくりっぱなしになっていた」と福田氏。

3年前に大阪産業創造館で開催されたマネジメントスキルのワークショップに参加したところ、「人が資本の仕事だからこそ、理念に沿って社員自らが考え動く会社にしなければ」と意識ががらりと変わる。言葉の力を信じ、理念をわかりやすい言葉を使って、社是、スローガン、キャッチコピーへと落とし込んだ。

社員は各自、理念に沿った目標を毎期設定し、マネージャーが定期的に進捗状況を確かめる。その際、達成度合いの「見える化」を図るため、労働時間、提案力、社内ブログの更新頻度などを指標にして数値化。そして労働対価への納得感を高めるため損益計算書から全社員の賃金までもオープンにしたことで「給料を上げるには自分たちで稼ぐしかないと言えるようになった」。今年度にいたっては、業績向上、投資に向けて自身の報酬を2割カットしてみせたのも「社員へのメッセージ」だ。

2年余りで急速に仕組みを整えてきたが、最も難しかったのは「レビュー(評価)だった」という。昨年度は、レビューを3人のマネージャーに任せていたが手が回らず、今年度からは福田氏自ら4半期ごとに全社員と面談することとし、社員一人ひとりの目標作りから関わっている。また、部門ごとに数十項目にわたっていた目標設定を ①顧客から仕事を任される「技術」の向上 ②仕事の対応力をアップさせるための「規模」の追求③受注につなげるための「知名度」のアップの3つに絞って簡素化。確実に達成することを意識付けるようにしたところ「自分で考え、動ける」社員が着実に増え、顧客からの信頼度も向上。利益率アップという成果にもつながった。

創業間もない頃、福田氏は規模の拡大をめざし、会社のあるべき姿を突き詰めて考え抜くうちに、理想の会社像が見えてきた。「目標は売上3億。この目標を追いながら、従業員が働きやすく、顧客に信頼を得られるために骨太で強い会社になれるよう、もっと会社と仕事の土台を充実させていきたい」。社員に出発点・通過点・着地点を伝えるための取組みは、何より「自分自身の気づき」に繋がっているのだ。

2012年09月10日
株式会社レップワン
代表取締役社長  
福田 兼児 氏

創業/2004年
資本金/2000万円
従業員数/15名
事業内容/情報通
信システムの企画
開発・構築・運用
管理業務、各種集
会、イベントの企画・
運営・管理など

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