情報を察知し、商機をつかむ
きっかけは社員の日報だった。防寒対策用などで扱っていた商材、ビニールカーテンが急に売れ出したのだという。
新型コロナウイルスの感染予防に飲食店などで仕切り材として使われていることを察知し、すぐに原反の発注をかけた。
「モノを持っているところが勝つ」。友安社長がこれまでのビジネス経験上で体得した信念だ。
安全を第一に防炎仕様の原反を確保する一方、簡易な加工で吊るせるよう工夫をし、同業者を尻目に殺到する需要に3、4営業日の納期で応えた。
ビニールカーテンのメリットが広く認知されたことで今後はパーテーションの需要増もにらむ。
(取材・文/山口裕史)