スタッフ連載

Vol.4 好調な業績を背景に賃上げや賞与支給にも積極姿勢がうかがえる

2018.07.19

【産業創造館ネットモニター調査 6月期調査】
詳しくは⇒ https://www.sansokan.jp/tyousa/movement/monitor/2018_06.pdf

このところ景気が回復基調にあり、2017年度の決算でも増収傾向が持続しており、2018年度の見通しも明るい。

今月はそうした決算状況を概観するとともに、賃上げや夏季賞与の支給状況を調査した。

結果を概説すると、営業利益が黒字の割合は半数近くに達し、売上高も横ばい基調ながらも、どちらかと言えば増収企業が多く、2018年度は更なる増収が見込まれる。

また、賃上げは正社員では1/4の企業が2%以上の賃上げを今年実施しており、夏季賞与でも製造業を中心に増額基調にある。

図 2017、18年の平均賃上げ率の分布状況(正社員)

(取材・文/大阪産業創造館 徳田裕平)

大阪産業創造館 徳田裕平
建設コンサルタント会社やシンクタンクを経て、縁あって旧・大阪都市経済調査会の事務局長に就任。大阪市をどうやって元気にするかをテーマに日夜、調査・研究に励む。