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需要減少と人員不足の中で、サービスの付加価値を上げる

2016.03.09

ikechan

【今夜のお客様】
春田自動車 春田社長有限会社春田自動車 代表取締役社長 春田 茂樹氏

イケダ:春ちゃん、確か二代目社長よね。

社長:小さいころから車を整備する親父の姿を見て「継ぐもんや」と思ってきたんやけど、俺、親父と決定的に違うことが一つあるんよ。整備が得意じゃないねん(笑)。

イケダ:整備士を束ねる社長なのに?(笑)

社長:親父は60歳で会社から離れて、経営のすべてを俺に任せてくれた。親父は整備士としてプロやったけど、俺は親父みたいにはなられへん。「それなら俺の得意分野は何や?」って考えた時に、やっぱり人と話すのが好きやから、顧客に喜ばれるサービスの仕組みを考えて、従業員が楽しく働ける雰囲気づくりに徹しようと。

イケダ:整備もサービス業の側面があるから、顧客にも従業員にも喜ばれる経営方針を決めて、それを実行するって本当に重要なことだと思う。

社長:最近は性能の良いハイブリッド車や次世代自動車が増えて、整備の需要が減少傾向。市場が縮小する中で、新しいサービスを考えた時に、前みたいに工場に持ち込んでくれるお客さんを待つだけじゃなく、こちら側から出向く「出張サービス」があった方が喜ばれるんじゃないかと。でも、そうやって経営者が新しいサービスを考えても、実際に動いてくれるのは現場の整備士。だから、彼らのモチベーションが上がる仕組みとセットで作らんとあかんと思って、休みをとりやすくしたりしてる。

イケダ:従業員満足と顧客満足の両立、ね。

社長:出張サービスを始めたら、整備士と顧客との関係性が深くなって、車の乗り替え提案とかもできるようになった。結果、売上げもアップするっていう好循環になったんよな。

イケダ:付加価値を高めて、信頼してもらって、売上げ増につなげる。まさにマーケティングのお手本!これからも頑張ってね♪

有限会社春田自動車

代表取締役社長

春田 茂樹氏

http://harutacars.co.jp

事業内容/小型トラックや商用車などの自動車整備&販売業。