樹脂の強み生かし細分化するニーズに応える
2020.07.29
マスク不足が深刻になり始めた4月初旬、樹脂メーカーのノウハウを生かしたマスクを商品化できないかと考えた。
鼻筋を圧迫しないよう、肌触りの良いエラストマーを素材に選び、抗菌素材の銀イオンを練り込んだ。
布製に比べ汚れが落としやすく、キッチンペーパーなどでフィルターを代用できるアピールが功を奏し、4月中旬の発売当日にオンラインショップで5千個が売り切れた。
その後も、透明度と撥水性を備えたスイミング指導用など利用シーンを絞ったマスクやマスクサイズのフェイスシールドなど細分化するニーズを踏まえた商品を送り出している。
(取材・文/山口裕史)