プロスポーツ3チームの集積を生かし、スポーツ産業を盛り上げる 「マジか!?舞洲!!」舞洲プロジェクト

©OSAKA F.C. ©OSAKA EVESSA ©ORIX Buffaloes

大阪エヴェッサ(Bリーグ)、オリックス・バファローズ(プロ野球)、セレッソ大阪(Jリーグ)のプロスポーツ3チームは大阪港の舞洲スポーツアイランド地区を活動の拠点としている。この集積を生かして、新しいスポーツの楽しみ方を舞洲から発信しようと始まったのが「舞洲プロジェクト」(舞洲スポーツ振興事業)だ。
プロジェクトの取り組みとそこから派生するビジネスの可能性について同プロジェクトを担当する大阪市経済戦略局スポーツ部スポーツ課の榎木谷氏、西口氏、河合氏の3人に話を聞いた。

― プロジェクト発足の経緯は?

榎木谷:セレッソ大阪(以下セレッソ)は2012年から舞洲地区を練習拠点として利用していました。2015年には大阪エヴェッサ(以下エヴェッサ)が本拠地を舞洲アリーナに移し、2017年からはオリックス・バファローズ(以下オリックス)が練習拠点をそれぞれ移してきました。

舞洲地区は大阪駅から電車、バスを乗り継げば40分程度でアクセスできる便利な立地であり、この集積を生かしスポーツ振興事業をここから仕掛けられるのではと考え、2017年3月からプロジェクトがスタートしました。

大阪市ではそれまでもプロスポーツチームと連携し子ども向けのスポーツ教室などを開いていていましたが、こうした「イベント、サービス・プログラム事業」に加え、ブランディングのための「情報発信・マーケティング事業」「人材育成事業」「商品・技術開発事業」に取り組んでいるところです。

― 具体的にはどのような取り組みを?

榎木谷:「イベント、サービス・プログラム提供事業」では球技大会、スポーツ体験会など年間5、6回のイベントを開いています。「情報発信・マーケティング事業」では、ホームページ、SNS、オウンドメディアなどを通じ、各チームの情報や舞洲エリアのイベントを記事化するなどしてわかりやすく発信しています。

「人材育成事業」では昨年はスポーツボランティアを育成するため、大阪の4大学の学生の有志でワークショップを開催して、スポーツキャンプを企画したのですが、今年の7月にはその学生が主体となって、子ども向けのスポーツキャンプを実施します。

舞洲プロジェクトで、3チームの選手がユニフォームを交換したポスターを作成。セレッソ大阪の柿谷選手、オリックス・バファローズの金子選手、大阪エヴェッサの橋本選手がそれぞれ別スポーツに移籍したという設定のエープリルフール企画を発信した。

― どのような点で苦労したか?

河合:大阪市としてはスポーツを通じた市民の健康増進を主眼に置いています。一方で、3チームにとってはファンを増やすことが目的となります。この両者の思いをどう合致させながらプロジェクトを進めていくかが問われます。

大阪市としてはまずスポーツの拠点である舞洲のブランディングのためには人気選手の情報を発信することが近道ですが、じゃあすぐに取材ができるかというと各チームにとっては発信することに価値を見出せないとそう簡単には応じてもらえるわけではないこともわかりました。

西口:丁寧に各チームの情報発信を続けていく中で徐々に信頼関係が築かれていったのですが、それがうまく実を結んだのが3チームの人気選手がユニフォームを交換したコラボポスター(上)です。

3チームの担当者が積極的にアイデアを出し、撮影時は、選手も楽しそうにしていたと聞きました。反響も大きく、セレッソのツイッターでのリツイート数は昨シーズンの優勝時を上回ったそうです。3チームがそろって発信することでスポーツに無関心な層やファンの掘り起こしにつながればうれしいですね。

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2018年06月08日
大阪市経済戦略局
スポーツ部スポーツ課  
川上利恵氏、榎木谷達人氏、西口耕一氏、河合克俊氏
【舞洲プロジェクト公式サイト】http://maishima.osaka
【舞洲Voice】https://maishima-voice.osaka

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