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柔軟性、粘着性、超極細…押出成形の概念を変えていく

「展示会は、ちょっと変わったオモロイ製品を作れると知ってもらう貴重な機会」と語るのは、取締役で大阪統括マネージャーの清水氏。「弊社の技術を駆使して開発した、さまざまなものを展示しますが、その用途は会場で出会うお客様に教えていただきます。だからこそ、まず認知してもらうことが重要」と続ける。

株式会社東穂は創業以来、多色・多層・複雑形状に対応できる高度な押出成形の技術を武器に合成樹脂製品の製造、販売を行ってきた。アルミサッシが主流だった住宅の窓に、断熱性に優れた樹脂サッシを使った建材メーカーからの受注が伸びて、北海道などの寒冷地を中心に業績を拡大。

しかし、2005年の耐震偽装問題やリーマンショックで住宅着工件数が激減したときに、体力のない同業他社がつぶれていくのを目の当たりにする。そこで、現在の代表取締役である國本氏は、安定した経営を行うために進化が必要と考えた。

それ以降、「利潤なき製品の大量生産・販売はしない」、「樹脂にプラスアルファの素材を加えた高付加価値製品を作る」というスローガンを掲げて開発を続けてきた。

さまざまな色、複雑な形状にも対応できる。

その結果、さまざまな分野で数々の「オモロイ製品」が生まれた。例えば、樹脂に柔らかさを生む素材を混ぜて押出成形した「超低硬度(ゲル)成型品」。柔軟性があるため、パッキンやトレーニング用のチューブなど幅広く展開できる。

また、医療用で、内臓の血管の縫合シミュレーションなどに使われる「ゲル素材のチューブ」。シリコン製のものと違って樹脂は安価につくることができる。さらに、3Dプリンターで使われる素材の開発にも取り組む。

「今後は、もっと医療分野に挑戦していきたい」と清水氏。医療用の超極細チューブの開発が進行しているほか、大学や企業との共同開発も進めている。業界でも希少とされる極細の押出が可能な成形機と、熟練した職人の技が、今後も大きな武器となりそうだ。

取締役 大阪統括マネージャー 清水 正勝氏

(取材・文/工藤拓路)

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2017年11月24日
株式会社東穂
取締役 大阪統括マネージャー  
清水 正勝氏
事業内容/合成樹脂製品(押出成形品)の製造加工・販売
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