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満足の向上を追求する定温輸送のスペシャリスト~

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大阪産業創造館 プランナー 志岐 遼介による新連載 【ロジは一日にして成らず】

運送事業者の実に9割が中小企業と言われ、デフレ時代の厳しいコスト要求や原油価格の高騰に伴う経費の上昇など厳しい時代が続く物流業界。
大阪産業創造館では、そんな厳しい時代を戦う運送事業者を応援しています。

物流の品質向上、現場のルールづくりなど改善活動に役立つテーマや、輸配送や在庫管理マネジメントなど物流KPIの改善手法などをテーマにした「ロジスティクスセミナー」の最新情報はコチラから
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vol.1 間口陸運株式会社~満足の向上を追求する定温輸送のスペシャリスト~maguchi01

カエルのイラストが入ったトラックがトレードマークの間口陸運株式会社。
明治34年に大阪港を基盤に港湾運送の事業者として創業した間口グループの中で、近畿地区を拠点に食品の冷蔵・冷凍配送する陸運事業を扱う。中でも、商品の品質維持のために最適な温度を維持したままで輸送する定温輸送に強みを持つという同社。長年にわたり「食の安全」を届けるプロフェッショナルな仕事について、取締役社長の宮本氏と執行役員の中井氏に話を聞いた。

maguchi02▲取締役社長執行役員 宮本一彦氏

事業の柱はフローズン製品の輸送。夏場の猛暑であっても一定の温度を保ち、商品を輸送しなくてはならない。「食の安全に対して求められる品質はとても厳しいため、車内温度の時系列データを顧客に提出し信頼を得ています」と話すのは取締役社長の宮本氏。

環境問題へ配慮するためにアイドリングストップはもちろんのこと、加えて顧客への付加価値を提供するため、ドライバー自らが運んできた商品を店頭で陳列することもあるという。その間、トラックのエンジンは停まったままだが、いかにして庫内の温度を維持するのか。「全ての車両に蓄冷板を搭載しています。予め蓄冷版の予冷をすることでエンジン停車中でも温度を維持することができるんです。間仕切りを使えば、車内の前方後方それぞれ別の温度で管理することもできます」と中井氏。

maguchi03▲取締役執行役員 中井久貴氏

主力のフローズン製品の輸送を軸として、現在は学校給食の配送やホテルへのケータリングなど、配送時間帯が異なる業務を上手く組み合わせ、車両の稼働率をあげている。運転するドライバーが変わっても車両は24時間動いているのが理想とする姿だ。中井氏が「収支を見ながら、きっちりと仕事内容を見極めてきた」と話すとおり、戦略的に車両を動かすことが、コストダウンにつながり荷主に還元ができているのだ。

厳しいと言われ続ける物流業界だが、まったく悲観する様子はない。グループ全体で営業をしていくことで相互補完ができている。自社だけで対応できない案件はグループの他社で対応したり、またその逆もあるという。「スタッフ社員も含めればグループ全体で1万人近い社員がいます。その人財力を活かしながら今後も社会に貢献していきたいですね」と宮本氏が語ってくれた。

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間口グループ本社の玄関にはカエルのモニュメントがある。
ポケモンGOのポケストップとなっており、休日には子どもたちがベンチに座っていることもあるとか。

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カエルのロゴマークが印象的な車両。
なぜカエル?については「故間口良男名誉会長がカエルに似ているということで、取引先や社員からカエルの人形などがギフトで多く届いたことからキャラクター化した」とのこと。
グループそれぞれでカエルのロゴマークが違っていて、約20台に1台の割合でウインクしたカエルがあり、街中で発見するとその日は良いことがあるとか!

(取材・文/大阪産業創造館 ものづくり支援チーム プランナー 志岐 遼介)

2016年10月04日
間口陸運株式会社 取締役社長執行役員
宮本一彦氏

食品の冷蔵・冷凍配送

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