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採用を機に「若手が働き続けたいと思える会社」に

老朽化した橋の修繕工事が増えつつあり、手狭になった旧工場から現在の地に移転したのは昨年のこと。そのタイミングに合わせ、定着してくれる若い人材の獲得をめざし、昨年秋からネットの求人広告を始めた。

「従来はハローワークに頼っていたが、若くてものづくりへの関心を持った人材をよりピンポイントで集めたいと思った」と田中氏。

現場の雰囲気がありのままに伝わるように、と田中氏からは広告の表現法について特に指示は出さず、ものづくりに携わる社員の声を紹介し、結果的にアットホームで温かい社内の雰囲気が言葉になった。

金属加工の現場は経験者でないと務まらないのではと思われがちだが、多くの社員が未経験ながら指導を受け成長している様子も伝わってくる。

すでに3回掲載し、毎回10人ほどの応募があった。「面接ではものづくりが好きかどうか、うわべだけではない気持ちを確かめた」。これまでに採用した4人は、金属アレルギーが発覚した1人を除いて働き続けている。

その1人、8月に入社したばかりの新垣恭兵君(18)は鉄を溶接して組み立てる作業中。「先輩の指導を受けながら、うまく加工ができたときの達成感がたまらない」。

過去にはアルバイトとして採用したこともあったが、今回はすべて正社員として採用している。「働き続けたいと思える環境も整備していかなければ」と田中氏自身、より魅力的な会社を作るために気持ちを新たにしている。

「ミスしたからと言って問い詰めたりするようなことはせず、わかるまで教える」といった根気強い指導が定着につながっている。

「ミスしたからと言って問い詰めたりするようなことはせず、わかるまで教える」といった根気強い指導が定着につながっている。

代表取締役 田中 久晴氏

代表取締役 田中 久晴氏

(文・写真/山口裕史)

2015年12月07日
株式会社タナカ工業
代表取締役  
田中 久晴氏

橋梁、水門、ダムなどの工事に使う点検通路や配水管などの製造・加工を主に手がけている。

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