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【ロングインタビュー】時代の波を捉えて柔軟に判断する 感謝と思いやりの心で一世紀

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仕事服の製造販売を行うアイトス。卸問屋からファブレスメーカー、製造卸販売へと時代に合わせて業態を変え、成長してきた。

―100年続いてきた理由とは?

当社の場合、100年続いたというよりは、祖父、父、自分の代で30年ずつ、業態を変えながら生き残ってきた会社です。30年ごとにバトンタッチして、今がある。3世代目の現アイトスは、ちょうど今、ピークを迎えており、このままでは衰退していくでしょうね。今年で社長に就任して28年目。次の30年存続していくための経営判断が求められるタイミングですね。

―今日までどのように、業態を変化させてきたのでしょうか?

創業から最初の30年は、作業服の卸問屋として営業していました。昭和30年代に二代目が引き継ぎ、ファブレスメーカーに。また、40年代には海外生産も始め、平成に入った私の代で、海外に自社工場を設立し、製造から販売まで一貫して自社で行う製造卸販売へと業態を変化させてきました。経営環境は目まぐるしく変わっていきます。当社の歴史は、それに合わせて柔軟に対応してきた歴史でもあるのです。

ここ十数年は拡大路線でしたが「円高の波に乗ったから」というのが大きな理由ですね。そして、常に利益の3割を次の時代への投資に充ててきたこと。工場の建設や商品企画など目に見えるものだけでなく、人材にも投資する意識を持ち続けてきました。

―業界に先駆け、いち早く海外に自社工場を持つ決断ができた背景は?

家業に入る前は、商社で10年ほど勤めており、その経験が大きな強みだったと思います。現在は97%が海外でのものづくりでしょ。素早く決断し、投資をしてきたことが今につながっていると思います。昭和30年代は、当社と同じような問屋がこの近所だけでも何百軒とありました。その中で今も残っているのは、うちくらい。みんな問屋で終わってしまい、メーカーへの脱皮はしなかった。ものづくりのやり方を変えていなければ、当社も存続していなかったでしょう。

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2015年04月09日
アイトス株式会社
代表取締役社長  
伊藤 清一氏

事業内容/仕事服の企画・製造・販売。製造現場で用いられる作業着や事務職用の制服、白衣など幅広く展開している。国内6つの営業拠点と3つの商品センター、海外に7つの生産拠点を持つ。

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