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趣味から一念発起 急成長

乗馬用品・馬具専門店ジョッパーズを展開する株式会社ワールドマーケット(大阪市中央区)。荒木剛社長に乗馬経験があったのがきっかけで、2008年から馬具の販売を手がけている。

 ヘルメット・ブーツ・ズボン・グローブ・鞍など、扱う商品数は1000点以上にも上り、商品ごとの豊富なサイズ展開が強みだ。他に自信を持つのが価格。ヨーロッパのメーカーから独自ルートで輸入しているため、他社に比べ低価格で提供できるのだ。現在の主な販路はネットショップだが、顧客の顔が見える商売がしたいと思い、昨年11月に自社内にショールームを開設した。

 宣伝もしていなかったので、当初は1週間に1、2人来ればいい方だと考えていたが、遠方からの顧客も含め毎日3、4組が訪ねるように。口コミをもとにやって来る顧客が多いことに荒木社長は驚いた。

 「欧米に比べ日本の乗馬人口は圧倒的に少ないうえ、商品やサイズが多岐にわたるので不安だったが、蓋を開けてみると、乗馬が女性に人気があることがわかり、実際に人気商品は早々に完売してしまうことも。意外だった」と荒木氏。

 もともと荒木社長はプラントメーカーに8年勤務しており、うち4年間を海外で過ごした。この時に培った貿易に関する知識をいかし、20代で独立するという目標をかなえるため、06年に起業した。当時は台湾で日本製のアパレルや家電がヒットしていたので、台湾最大手の通販企業などと提携して輸出を行っていたが、各業界(アパレル・家電)の慣習や仕入れ・価格設定などに障壁が発生したこともあり撤退。家具や雑貨などの輸入卸を手掛けつつ、自社で小売する商材を探していた。

 そんな中、自身が趣味としていた乗馬に端を発し、馬具を扱おうと一念発起。20万円を元手に海外で馬具を買い付け、テスト販売したところ、手応えがあったため本格的に事業化。その後、ヨーロッパの馬具メーカーとの独自取引ルートを開拓、扱う商品のラインアップを増やすことと顧客満足を追求することで、口コミが広がるとともに売上が上がり、企業が急成長した。

 荒木社長は「独自ルートでの輸入という強みをいかし、今後は乗馬クラブなどと提携して販路を広げたいと考えている。また、多品種小ロットに対応できる日本の生産体制を強みに、プライベートブランドを立ち上げるべく、来年からアパレルの販売から行っていきたい」と意気込む。
(大阪産業創造館 プランナー 松原充生子)

ワールドマーケット
▲荒木社長(右)と社員が一緒に、商材の選定や販売方法を考える

 

2012年09月03日
乗馬用品・馬具専門店「ジョッパーズ」
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