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世の中の役に立つ宅配を

宅配・飲食業コンサルティングを営む株式会社オーシャンネットワーク(神戸市兵庫区)。代表の大澤邦章氏は「好きなことがしたい!」と、50歳の時にサラリーマンを辞め、寿司の持ち帰りと宅配の専門店のフランチャイズに加盟し、独立した。

外食産業全体は頭打ちの兆しだったが、宅配サービスの需要は高く、兵庫県内で14店舗を展開した。しかし、プロの料理人が作る地元の飲食店よりも、チェーン店がもうかっている現実に「このままでは、日本の食文化が廃れてしまう」と、疑問を感じたという。

「地元の飲食店を応援したい」。そんな思いから「街の宅配屋さん」という地域密着型の宅配代行サービスを開発した。地元の飲食店の商品を、一般住宅への配達機能を持つ地元の商店(酒屋・お米屋・牛乳販売店など)が代わりに宅配する仕組みだ。

宅配サービスをしたくても、人件費などの導入コストの問題で実現できなかった飲食店がコストをかけずに導入でき、売り上げアップにもつながる。配達側も顧客との接点が増えるため、自社の宣伝や新規開拓になると喜ばれている。

参画店を開拓する上で、大澤氏の原動力になっているのは利用者の声だ。あるお年寄りは身体を悪くして、長年通っていたお好み焼き店に行けなくなったが、宅配サービスで昔なじみの味を楽しめるようになった。実は、このお好み焼き店は配達エリア外だったが、お年寄りの話を聞いた大澤氏が特別に店と交渉したという。

人と人とのつながりが希薄になっている時代に、あえて地元に密着し、つながりを大切にする宅配ビジネス。「世の中の役に立てば、会社は繁栄する」と笑顔で話す大澤氏。

サービス開始からわずか1年半で、三宮店、灘店、東灘店、湊川店、明石店、姫路店、なかもず店の7店舗になった。まずは近畿圏で導入店舗を増やし、いずれは全国展開をめざしている。

飲食店以外の商品にも注目している。日用品などの生活必需品を配達商品として取り扱うことで、高齢者や働く女性、単身者の生活を支援する宅配サービスを構築したいとしている。

(大阪産業創造館プランナー 奥村智枝)

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▲新しいアイデアが生まれたら経営相談室に来ると笑顔で話す大澤氏

 

2014年07月28日
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