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めざすのは 「薬はゼリーで飲む時代」

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錠剤やカプセルは水で飲むのが一般的だが、服薬を嫌う子どもや年配者は多く、さらに飲み込むのが困難で服薬を諦めざるを得ない深刻な患者もいる。

そうした人でも手軽に薬が飲めるよう開発されたのが、服薬補助ゼリー飲料「GTパック」だ。水もコップも要らず、従来の服薬用ゼリーのようにコップやスプーンも必要なし。GTパックに入れた薬剤がゼリーと共に喉をスルッと通るため、錠剤やカプセルが苦手な人でも簡単に服薬できる。

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開発したのはモリモト医薬。代表の盛本氏は武田薬品で20年にわたり製剤研究に取り組み、医薬品やその製造方法に関する世界的な特許を数多く出願してきた。「自身の考案した技術を、一社だけでなく世界の役に立てたい」。その思いで起業を決意した。

2005年に同社を設立後、2008年からGTパックの基本形となる「GT剤」の開発をスタート。20年以上前から、厚生省(当時)の研究でゼリー状の剤形が推奨されていたものの、薬剤の安定性などの面で課題があり、ゼリー剤はほんのひとにぎりしかなかった。

「その課題を弱シール加工応用技術で解決し、薬をゼリーで飲むGT剤の開発に成功したのです」。弱シール加工とはフィルムを封止する独自技術で、携帯時はゼリーが飛び出す心配はなく、使用時は子どもでも簡単にゼリーと薬を押し出せる特殊構造が実現した。

GT剤は特定の薬が対象だが、汎用性のあるパッケージを求める声が多く、薬剤を選ばないGTパックの開発にも成功。現在、医療機関や福祉施設をはじめ、水とコップなしで薬が飲める利点を活かし、山登りなどアウトドアを好む服薬患者だけでなく一般用としても販路を開拓中だ。

2012年には、大阪厚生信用金庫から約4億円の融資を受けて、現在の本社ビル・工場となる土地・建物を取得。加工ラインや検査室、クリーンルームなどを整備し、清涼飲料水製造の許認可を得た。以降、立て続けに公的支援の認定も受けている。「東京オリンピックが開幕する2020年までに薬をゼリーで飲む社会の実現、そして売上100億円が目標」と同氏。服薬イノベーションを巻き起こし、世界に貢献できる企業をめざす。

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▲服薬補助ゼリーキット「GTパック」。袋がスプーンのかわりになり、外での服薬も簡単。

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▼【ロングインタビュー】イノベーション製品で世界の医療効率を上げ、人々の健康と幸せに貢献したい
http://bplatz.sansokan.jp/archives/2384

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元金融マン竹内が紹介する各信金の特長

顧客とともに成長する元気印信金

大阪厚生信用金庫

地元大阪に支店をどんどん出店するなど、勢いのある元気な信用金庫です。WEB上でのビジネスマッチングを目的とした「元気!!こうせいビジネスタウン」のほか、企業間の交流や大阪芸術大学との連携を支援するなど、独自の工夫をこらしながら中小企業の信頼を獲得しています。

竹内 心作大阪産業創造館「中小企業応援団」事務局

大阪市の中小企業支援拠点「大阪産業創造館」と大阪府下の約32の金融機関が協働で、中小企業の事業成長をサポートする「中小企業応援団」を立ち上げ、商談会やビジネスマッチングの仕組みを多数展開。前職は金融マン。金融機関の事情にも中小企業の事情にも精通する必殺仕掛け人。

2014年05月09日
株式会社モリモト医薬
代表取締役  
盛本 修司氏

薬剤を容易に服用できる研究開発に力を注ぐ。ゼリーで薬を飲む「GT剤」、服薬補助ゼリーキット「GTパック」のほか、胃瘻患者用のディスポーザブル胃瘻注入器「クイックバッグ」などを製造販売する。

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